昭和の時代には当たり前のようにあったデパートの大食堂。いまではすっかりその姿をみることもなくなったわよね・・・
そんな貴重なデパートの大食堂の雰囲気が味わえる場所がこの令和の世の中にも存在するの。それは宮沢賢治のふるさと花巻市にある「マルカン大食堂」よ。
「マルカン大食堂」はもともと「マルカン百貨店」という花巻市民に愛されたデパートの大食堂として営業していたわ。その後、2016年に「マルカン百貨店」の閉店とともに、大食堂も閉鎖を迎えたんだけど、地元の若手起業家たちが立ち上がり、2017年2月に「マルカンビル」として復活。1階は名産品などの店舗として営業しつつ、6階の大食堂は当時の姿のまま復活をとげる事になったの。
今回はそんな「マルカンビル」に入る「マルカン大食堂」に行ってきた様子をレポートするわ。
(ちなみに筆者が訪れたのが2017年12月・・・情報としては新しいものを調べて載せるけど、写真は当時のものなのでご了承ください・・・)
昭和の名残が残る「マルカン大食堂」
宮沢賢治のふるさと岩手県花巻市。そんな花巻駅から15分も歩くと今回の目的地である「マルカン大食堂」にたどり着けるわ。
もともとは地域の人たちに親しまれる百貨店として営業していた「マルカンビル」。平成28年(2016)に43年の歴史に幕を閉じるも翌年には復活をとげた奇跡のビル。
平成28年(2016)から43年前といったら昭和48年(1973)。ん〜歴史を感じるわね。
「マルカンデパート」の看板が百貨店として営業していた当時をしのばせるわね。
入口を入り1階は名産品やお土産物を販売。
「マルカン大食堂」の名物であるソフトクリームや昭和時代から健在の箸立てストラップが売ってる!
名物のソフトクリームを模した謎のゆるきゃら「ソフトちゃん」の顔ハメパネルがお出迎え。
6階にある「大食堂」にはエレベーターで向かいましょう。
昭和を満喫♡「マルカン大食堂」
エレベーターを6階で降りると目の前に広がる景色はまさに昭和の大食堂!デパートの大食堂が特別だった昭和の時代を思い起こさせるわ。
ちなみにサザエさんとマスオさんがお見合いしたのもデパートの大食堂。いまではお見合いをデパートの大食堂でするなんて考えられないけど、昭和の時代のデパートは休日におめかしをして行くような場所だったのよね。
綺麗にならんだ食品サンプル。
今回お目当ての「ソフトクリーム」、2017年当時の値段は¥180。現在は¥230になっているそう。まぁその間に増税もしてるしね。
それでもこのボリュームで¥230は安い。
そしてもうひとつのお目当て「ナポリカツ」、当時のお値段¥780。現在は¥870。
いちいち昭和すぎる!「マルカン大食堂」
中に入っても昭和感があふれて涙が出そうよ。
昭和のころから使い込まれた箸立て。
リニューアルオープンに際して、こういった小物も当時のまま使い続けることにしたそう。
昭和レトロポップなあかりが良い感じ。
ガラスに描かれた天使ちゃんも昭和レトロでかわいすぎる!
ひとつひとつのディティールがいちいち昭和すぎてたまらないわよね♡
窓の外は花巻の町が一望できるわ。
「マルカン大食堂」名物・ナポリカツとソフトクリームを食べよう。
「マルカン大食堂」に来たら食べたい名物「ナポリカツ」
ケチャップ多めのナポリタンにカツレツがのったボリューム満点に一品よ♡ケチャップのこ〜いナポリタンが昭和の味でノスタルジックにさせてくれるわ。
このケチャップベトベトのナポリタンが良いのよね。上品すぎずかといって全く下品にならず、ナポリタンの品格すら感じるわ。カツレツもちょうどよい厚さでしっかり揚がっているのがよいのよ。
つづいては「マルカン大食堂」名物「ソフトクリーム」
でかい!とにかくでかい!
このソフトクリームの食べ方の流儀としてはお箸でいただく事。
ソフトクリームはたまごが不使用で、かなりしっかりとした硬めで優しい味わい。ソフトクリームの中は空洞になっていて、この巻き方に作職人技が光るわよね。
コーンの先までソフトクリームがびっちりとつまった食べごたえのある一品だったわ♡
あ〜もうこうやって書いているとまた行きたきなっちゃった!コロナが収まって早く旅に出られる世の中になってくれることを一刻もはやく願うわ!
「マルカン大食堂」場所・詳細
岩手県花巻市上町6−2
JR花巻駅より徒歩15分
現在の営業時間 平日:11:00〜14:30(LO14:00) 土日祝:11:00〜18:30(LO18:00)
(営業時間は状況により変更あり)
全席禁煙
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