東京の街を歩いていると、しばしば美しくモダンな建築物を目にする。
近代的な建物に囲まれ古いビルがひょっこりと建っている姿は、東京らしくて実におもしろい風景よネ。
今回はそんな美しくモダンなビル、「タイガービルヂング」をご紹介するわ。
「タイガービルヂング」は東京都台東区蔵前にあるテナントビル。登録有形文化財にも登録されている正真正銘(?)の昭和遺産なのよ。
【美しき昭和遺産】歴史的建造物・蔵前「タイガービルヂング」
古き良き町並みと新しいカルチャーが融合する街・台東区蔵前。
そんな蔵前を歩いていると、美しくてモダンなビルに目が惹きつけられるわ。そう、それが今回の目的地「タイガービルヂング」よ。
この美しくモダンな「タイガービルヂング」は、昭和9年(1934)に建てられたビル。
造りは鉄筋コンクリート造5階地下1階建、建築面積301㎡。
東京大空襲にも焼け落ちることなく、令和の今も美しい姿で現存している貴重な昭和遺産なの。
そしてなんとこの「タイガービルヂング」、古い建物が多いことで知られる台東区の中でも、最も古いビルなんだとか!
ちなみにこんなに美しい昭和建築にも関わらず、設計者の名前は残っていないんだとか!残念!!
【登録有形文化財】蔵前「タイガービルヂング」【昭和遺産】
そして「タイガービルヂング」は、平成20年(2008)3月7日に「登録有形文化財」に指定されているわ。
現在はビルの中にテナントやアトリエが入っているけど、建築当時は賃貸の集合住宅として建てられたの。
当時からエレベーターを有しており、高級な賃貸アパートとして建てられたわ。
あっ、そうそう、「タイガービルヂング」の中は非公開で関係者以外立ち入り禁止!!(もちろん内部の撮影もNG!!)筆者のような一般人はやすやすと中に入る事はできないので、外観の美しさを愛でていきましょ。
【登録有形文化財】蔵前「タイガービルヂング」を愛でる。【昭和遺産】
中に入ることはできないケド、「タイガービルヂング」の美しき外観をおもっきり堪能していきましょ♬
一階にはお洒落家具店「NOCE 浅草蔵前店」の店舗が入っているわ。
建築当時からお洒落でモダンなビルだった「タイガービルヂング」。アパートからテナントビルに形態が変わっても、こうして令和の今でもお洒落でモダンなビルとして現役で活躍しているのが嬉しくなってしまう。
こちらは「タイガービルヂング」の入口。
クラシカルな雰囲気が健在で、昭和初期で時が止まったかのような美しさ。
入口の装飾も美しい。ひとつひとつの装飾に手が込んでいて、昭和建築の美しさを感じるわ。
外壁はスクラッチタイル張で頭頂部にはレリーフが飾られている。とっても手が込んでいるて、建築者のこだわりが感じられるわよネ。
ビルの端には丸窓が配され、とってもモダンでお洒落な雰囲気♡素敵♡
もう一方の丸窓も美しい♡
こちらは横から見た「タイガービルヂング」。
文化遺産オンラインを見ていると、1955改修と記載されている。右側のアルミサッシ窓側のやや高層になっている方が改装された部分かしら??
「タイガービルヂング」の裏側はこんな感じ。改修されたとて歴史を感じる面持ちね。
【登録有形文化財】蔵前「タイガービルヂング」でモダンでノスタルジックな東京を堪能しよう♬【昭和遺産】
今回は台東区蔵前にある昭和遺産「タイガービルヂング」をご紹介しました。
戦前に建てられ、東京大空襲の戦火もくぐり抜けた「タイガービルヂング」。元々は高級賃貸アパートと建てられた「タイガービルヂング」が、令和の今でも当時のモダンな雰囲気を残しつつ、お洒落なテナントビルとして存在していることに奇跡を感じるわよネ。
昭和の面影と令和の空気の融合を感じに、是非皆さまも「タイガービルヂング」に足を運んでみてはいかかがしら?
【昭和遺産】蔵前「タイガービルヂング」の場所
〒111-0051 東京都台東区蔵前4丁目30−7 タイガービル
都営浅草線・大江戸線蔵前駅 徒歩3分
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