昭和レトロスポット東京葛飾区

【東京都選定歴史的建造物】大正ロマン漂う「山本亭」で優雅なお茶タイムはいかが?【葛飾区柴又】

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【東京都選定歴史的建造物】大正ロマン漂う「山本亭」で優雅なお茶タイムはいかが?【葛飾区柴又】
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昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」
柴又駅前に佇む、柴又のアイコン寅さん。

映画「男はつらいよ」の舞台として親しまれる葛飾区柴又は、今でも下町情緒が残り、多くのレトロスポットが存在しているわ。

今回はそんなレトロが溢れた柴又の中でも、『東京都選定歴史的建造物』にまで指定されている、ごりごりのレトロ建築・「山本亭」に行ってきた様子をレポートするわネ!

「山本亭」は大正末期〜昭和初期に増改築された近代和風建築で、レトロで美しい建造物が楽しめるだけでなく、なんと室内には喫茶室が併設されていてお茶を楽しむことができちゃうの♡

レトロで美しいものに囲まれて、優雅なお茶タイムを堪能してきたわ!

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昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

柴又駅から歩くこと8分。風光明媚な江戸川沿いに隣接する美しく優雅な佇まいの建造物が、今回の目的地「山本亭」よ。

「山本亭」は浅草でカメラ部品を製造する合資会社山本工場の創立者である、山本栄之助の自宅として使われていたもの。山本翁は元々浅草に居を構えていたものの、大正12年(1923)9月1日に発生した関東大震災で被災し、柴又に移転してこの家で暮らしていたのだそう。

以後4代にわたり山本家が所有していたんだけど、昭和63年(1988)に葛飾区が取得し、平成3年(1991)4月から一般に公開がされるようになったわ。

この素晴らしき建造物が、我々一般庶民も拝めるようになったのは、有難いことこの上ないわよネ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

長屋門は武家屋敷に見られる伝統的な造りの中に、洋風の意匠を取り込んだ和洋折衷の造りになっていわ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

床にはタイルが貼られステンドグラスの窓が施された装飾は、見ていてうっとりしてしまう。

洋風モチーフを取り込んだ和風建築に、大正時代の流行を垣間見ることができるわネ。大正時代の建造物は和洋折衷の塩梅が、モダンかつロマンチックでイカす!

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

控えめに施されたレンガの装飾も、とても緻密で美しい。

あ!そうそう、冒頭でも書いたけど、「山本亭」は平成15年(2003)7月28日に『東京都選定歴史的建造物』に選定され、その後平成30年(2018)に『葛飾柴又の文化的景観』が『重要文化的景観』に選定されたのだけど、「山本亭」は景観の一翼を担う存在となっているわ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

長屋門を抜けると、玄関までの立派なアプローチが出現。如何にもな日本庭園が、山本家の財力を感じさせるわ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

そしてアプローチを歩き、玄関へ到着。ただし現在はこちらの玄関は使用しておらず、ここから内部へ潜入することはできないわ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

こちらの玄関、床に黒玉石が敷き詰めら、間口一間、奥行一間半とかなりゆとりのある贅沢な造り。セレブの象徴である人力車まで展示されているわ。(写真は室内に入り撮影したもの。)

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

そして和風建築の玄関にガッチャンコされた洋風造りの部分は、「鳳凰の間」という洋間になっているの。(内部は後ほど紹介。)

当時はお客様が訪問された際、まずは玄関横の「鳳凰の間」に通されていたのだとか。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

はい、それでは現在の入口にまわり、いよいよ「山本亭」の内部へと潜入していきましょ!

こちらは増築された部分だと思うのだけど、それでも立派で趣ある造りをしているわ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

そしてビックリするのは、「山本亭」の入場料の安さ!なんと¥100という安さで、歴史ある建築物が見学できちゃうの!太っ腹にもほどがあるわよネ。

そして冒頭で書いた通り、室内には喫茶室が設けられており、歴史的建造物の内部でお茶が楽しめちゃうのよ♡

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

あっ!そうそう!入口前にはしっかりと撮影の注意事項が記載されているから、しっかりと守って楽しく見学しましょ!

もうねぇ、最近撮影禁止や撮影ルールのある建造物や喫茶店などのお店で、平気で何も考えずに撮影している人が多くて、建造物や喫茶店を愛する人間からすると本当に辟易してしまうのよ・・・(すみません、愚痴です・・・)

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

とまぁ少し愚痴りつつも、気を取り直していざ内部へ潜入!

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

伝統的な書院造りの居室は、均等の取れた美しき和風建築。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

「山本亭」は『花』『月』『星』と『風』『雪』『鳥』の6つの居室で構成されていて、中央の南北の廊下を堺に、東西に別れた間取りをしているわ。

庭に面した部分は全面ガラスになっており、どこからでも美しい庭園を眺めることができるの。ガラス戸やガラス欄間が使われることで、とても開放感のある造りになっているわよネ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

しかもこの立派な庭園は、米国の日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズガーデン』が毎年おこなっている『日本庭園ランキング』(しおさいランキング)で、2003年の開始以降、常に7位以内にランクインされているというレジェンド庭園なの!そして、2019年には最高4位まで記録を伸ばしているわ。

「山本亭」のホスピタリティ面の良さも含め、毎年高い支持を集めているみたいね。

ちなみに、このランキングで21年連続で(2023時点)1位輝いているのは、島根県安来市にある「足立美術館」よ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

そして勿論庭園も素晴らしいのだけど、居室内のレトロモダンな灯りや、欄間に彫られて精巧な彫刻なども美しく、隅々を見ていて飽きない造りになっているわ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

かわいらしい彫刻には、少し遊びごころを感じるわ。孔雀?

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

そして伝統的な書院造りだけでなく、当時のセレブ宅ではお馴染みの蔵もしっかり完備されているわ。

こちらの蔵は製造年は明らかになっていないものの、「山本亭」で最も古い建造物の言われているそう。構造は2階建てで、土を厚く塗って柱が外に見えないようにした大壁造の外壁が特徴なのだとか。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

そしてこちらが先程も少し触れた、玄関横の洋間「鳳凰の間」よ。

写真だと見づらくて申し訳ないけど、床は寄木を用いたモザイク模様になっていて、天井は漆喰仕上げとう豪華さになっているの。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

重厚感のある大理石のマントルピースやガラス製のペンダントライトが、当時の西洋化へ向かう過程での、思いやあこがれを感じさせるわ。

「鳳凰の間」はお客様をもてなす場でもあったため、贅の限りを尽くした造りになっているわネ。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

さてさて、内部を堪能したら、いよいよ喫茶を楽しみましょ!

「山本亭」ではお抹茶や珈琲、ラムネなんかが味わえちゃうわよ♬

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

しかも書院造りの居室で、お庭を眺めながら、優雅にお茶タイムが過ごせちゃうの♡

こんなに歴史ある貴重な建造物でお茶がいただけるなんて、なんて贅沢なんでしょう!

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

筆者は冷やし抹茶とクッキーのセット(¥600)を注文。

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

はぁ〜♡なんだか無性に心が穏やかになり、優しい気持ちになるわ。

木漏れ日が差す中お茶を楽しむひとときは、なんて贅沢な時間なんでしょう♡ゆったりと時間が流れ、優雅な気分になってしまうわネ。

そしてお抹茶もクッキーも上品で大満足よ。

「山本亭」は喫茶室でお茶を楽しむだけでなく、貸室として利用することもできるそう。茶道具の貸出もおこなっているみたいなので、貸し切ってお茶会やるのも楽しそうね♬

まぁ、筆者はお茶を点てることはできないんだけど・・・

昭和レトロ研究所 レトロ建築 「山本亭」

今回は『東京都選定歴史的建造物』にも選定された、柴又にある「山本亭」を堪能し優雅にお茶を楽しんできた様子をお伝えしたわ。

大正から昭和に増改築された、歴史ある和洋折衷の建造物は見どころがたくさん!こんなに素晴らしい建造物をじっくり堪能できるだけでなく、お茶まで楽しめちゃうなんて贅沢にもほどがあるわよネ♡

ぜひ皆様も柴又観光の際には、「山本亭」へ足を運んでみてはいかがかしら?心が穏やかで優雅な時間が過ごせるちゃうわよ。

ちなみに、隣には昭和レトロが体感できる「寅さん記念館」もあるので、併せて周ればレトロ気分が盛り上がることうけあいよ☆⬇

〒125-0052 東京都葛飾区柴又7丁目19−32

柴又駅から徒歩8分

入場料:¥100(※寅さん記念館とセットで周る場合、600円→550円 。通常寅さん記念館入場料は¥500)

営業時間:9時00分~17時00分

定休日:第3金曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)及び12月第3火・水・木曜

山本亭|葛飾区観光サイト “山本亭”
趣ある書院造に西洋建築を取り入れた、和洋折衷の大正建築、山本亭。緑豊かな日本庭園が最大の見所です。

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