![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/Screenshot-2023-08-14-10.47.412-1024x688.jpg)
鉄道フアンにはお馴染みの「山万ユーカリが丘線」。昭和57年(1982)に千葉県佐倉市に開業したこの路線は、わずか4.1kmの距離を杓文字のような形を単線で結ぶ、他に例を見ない非常にユニークな鉄道路線だ。
もちろんこの独特な形状もユニークで魅力的なんだけど、「山万ユーカリが丘線」がスゴイのはそれだけじゃあない。なんと開業から40年以上新型車両の導入は行われず、当時造られたレトロな車両が現役で走っているのよ。
そのせいもあり、「山万ユーカリが丘線」の車両は、夏は酷暑続きの令和の時代でも”非冷房車”で運行中。いやぁ〜昭和じゃないんだから、連日夏の30度超えは当たり前のこの世の中で、冷房なしなんてどんだけ過酷なのよっ!?
と、いうことで、今回は”非冷房車”がどんだけ過酷なのか確かめるため、7月中旬の猛暑の中、昭和すぎる電車「山万ユーカリが丘線」に乗車してきたのでお伝えするわ☆併せて「山万ユーカリが丘線」の歴史や概要も簡単に説明するわネ!
【歴史】そもそも何でこんなに「山万ユーカリが丘線」は個性派なのか?【非冷房車】
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/23-08-14-11-01-26-993_deco-1024x731.jpg)
そもそも「山万ユーカリが丘線」ってなんぞや??って方もいらっしゃると思うので、ちょっくら「山万ユーカリが丘線」の簡単な概要と歴史について見ていきましょ☆
冒頭でも書いたように、「山万ユーカリが丘線」が開業したのは昭和57年(1982)。そもそも山万なんて鉄道会社、「山万ユーカリが丘線」でしか聞いたことないわよね。
それもそのはず、山万は鉄道会社ではなく不動産会社なの。「ユーカリが丘」は昭和46年(1971)に山万により宅地開発されたニュータウン、そのニュータウンの中を走るのが「山万ユーカリが丘線」ってわけ。(ユーカリが丘の分譲開始は昭和54年(1979))
ニュータウンの中を走る電車ということもあり、4.1kmと短い距離を個性的な形状で運行しているってわけね。
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/Screenshot-2023-08-14-12.35.14-1024x675.jpg)
とはいえ、鉄道会社が不動産に関わることは多かれど、宅地開発した不動産会社が鉄道まで運営するなんて、非常に珍しいケースよね。
山万は昭和40年代から宅地開発事業に進出していて、「ユーカリが丘」の前は横須賀の大規模住宅団地「湘南ハイランド」の開発を行っていたわ。
その際、不動産会社の『宅地開発をして終わり』という考えに疑問を持った山万は、宅地販売にとどまらない、公共施設も含むまちづくりに関わる方針を打ち出したの。そのため昭和46年(1971)に行う「ユーカリが丘」の開発では、ニュータウンの中を走る電車を自分たちで作り、運営することを決めたってわけ。
まぁ〜とはいえ、不動産会社が鉄道を運営するなんて、国が中々認めてくれないわよ。運輸省(当時)からは、「不動産屋が鉄道を走らせるとは何事だ。」と言われ、かなりの難色を示されたみたい。運輸省や佐倉市からはニュータウンの中を市営バスを走らせる案を提案されるも、山万はこれを却下しているわ。
実現するまでにかなりの調整と時間を要する事になったけど、ニュータウンの開発から11年、ついに「山万ユーカリが丘線」は開通することに成ったわ。
郊外のアチコチで悪徳不動産会社のニュータウン建設が行われていた昭和の時代、住む人の事を考えて鉄道まで作った山万の、不動産会社としての誇りとプライドを感じる出来事よネ。
【過酷!?非冷房車】「山万ユーカリが丘線」に乗車!
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「山万ユーカリが丘線」の歴史が少しわかったところで、早速乗車していきましょ☆
「山万ユーカリが丘線」の始発駅であるユーカリが丘駅は、京成本線のユーカリが丘駅と接続をしていて、都心からのアクセスもバッチリよ!
ちなみに、京成のユーカリが丘駅はニュータウンが建設されたことによる請願駅として、「山万ユーカリが丘線」と同じ昭和57年(1982)に開業しているわ。
![昭和レトロ研究所 「山万ユーカリが丘線」](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/230719125859869-1024x768.jpg)
山万ユーカリが丘駅からは、「ユーカリが丘線」のレトロで可愛い電車も眺められて、乗車前からテンションが上ってしまうわネ!
【意外とハイテク!?】「山万ユーカリが丘線」の改札
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/230719115601330-1024x768.jpg)
さぁそれでは早速「山万ユーカリが丘線」の改札へGOーーーーーよっ☆
なかなか綺麗で広々とした山万ユーカリが丘駅。
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「山万ユーカリが丘線」はいまだに”非冷房車”が走っているわりに、ハイテク(?)な自動改札は導入されているわ。
ただし交通系ICカードは利用できないため、必ず切符を購入して乗車しましょ!
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券売機はシンプルなボタン式でかなりレトロな型。
でもこういうシンプルな券売機は、老若男女迷うことなく切符が購入できるので安心よネ!(筆者は何度か見ず知らずのお年寄りに、指定席券売機やチャージ券売機の使い方を聞かれたことがある。)
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料金はどこまで行っても1回大人200円。(こども100円)2000円で3ヶ月使える11枚綴りのお得な回数券も販売しているわ。他にも通勤や学生定期も販売されてるみたい。
あと、1日乗車券が500円で販売されているのよ。(ユーカリが丘駅のみで販売)夏は1日乗車券を使い、”非冷房車”を堪能するため、始発から終電まで乗り通す猛者もいるようね。
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券売機の上にはドシンプルな鉄道路線図が掲示。
「山万ユーカリが丘線」はユーカリが丘駅▶地区センタ駅▶公園駅▶女子大駅▶中学校駅▶井野駅と停車して、公園駅▶ユーカリが丘駅へとぐるりと戻ってくるルートで運転しているわ。
それにしても、「ユーカリが丘」という名前からイメージカラーが緑のため、JR東日本味を若干感じるわね。
【意外とハイテク!?】「山万ユーカリが丘線」のホーム
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改札を堪能した後は、切符を買ってホームへ行ってみましょ!「山万ユーカリが丘線」のホームは、階段を上がった2階にあるわよ。
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階段を昇ると、結構広々とした綺麗なホームがお目見え。
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ホームには「ユーカリが丘」のイメージキャラクターを務める”こあらファミリー”の顔はめパネルが設置。ユーカリだけあり、こあらが大活躍!
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設置されている自動販売機には、100円or10円が募金ができるボタンがついているわ。
昨今の廃線続きの鉄道業界にあって、募金を募っているのを見ると運営が厳しいのかと不安になってしまうけど、そこはご安心を。確かに「山万ユーカリが丘線」は赤字なんだけど、山万は本業の不動産で黒字を出しているため会社としては超安定しているわ。募金も社会福祉協議会へのものですし。
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そしてホームには待合室も完備。
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”非冷房車”が運行されているにも関わらず、待合室にはしっかり冷房が完備されているわ。冷房が車内にない分、猛暑の時にこれは有り難いわよネ!
【何故新型車両を導入しないの?】「山万ユーカリが丘線」が”非冷房車”なワケ
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うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおっ!!
ホームを堪能していたらレトロ可愛い電車「こあら2号」が遂に入線!!めっちゃマブイ♡
「山万ユーカリが丘線」は3台の車両で運行されていて、「こあら2号」の他に「こあら1号」と「こあら3号」があるわ。
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/230719121723103-1024x768.jpg)
車体にはイメージキャラクターを務める”こあらファミリー”があしらわれていて、とってもキュート。
40年以上走っているだけあり流石に年季は感じるケド、とても大切に使われているためまだまだ現役感があるわネ。
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と、感動して写真を撮りまくっていたら「こあら2号」は出発してしまった・・・
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でもご安心あれ。筆者はお昼ごろ伺ったんだけど、「山万ユーカリが丘線」は日中でも1時間に3本も電車が運行されているのだ!
平日の朝7時台では8本、夜19台では6本と概ね10分に1本の割合で走っているという優秀っぷり。しかも京成電鉄と接続を取るため、始発は4時台で終電は23時台という充実したダイヤになっているわ。
新宿駅発大宮行埼京線の終電が24時丁度(2023年現在)という事を考えると、立派じゃないの。(まぁ埼京線は色々事情がありますが・・・)
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まぁ、ここでちょっと次の電車を待っている間、何故「山万ユーカリが丘線」が開業から40年以上経っているにも関わらず、新型車両の導入や冷房を取り付けないのか少し説明するわね。
「山万ユーカリが丘線」は新交通システム(新規の技術開発によって従来の交通機関とは異なる機能や特性をもつ交通手段)として運行。ゆりかもめなどのモノレールと同じくくりね。
ニュータウンの中を走るため、山万的には騒音の少ないゴムタイヤで走る新交通システムを導入したかっみたい。市営バスの運行を断ったのも、バスに比べて新交通システムは排ガスが出ない、というのがあったようね。
まぁ、ただメジャーな新交通システムとは違い、「山万ユーカリが丘線」は「VONA」というシステムをつかっているの。この「VONA」方式を使用している新交通システムは、現在では「山万ユーカリが丘線」のみとなっているわ。
そのため使っている車両も特殊で、費用面でも冷房の追加設置が難しかったり、部品や法律の改正で同じ基準の車両が作れないため、新型車両の導入がかなり難しいみたい。そのため昭和57年(1982)から、同じ車両が”非冷房車”で運転されているのね・・・
昭和57年(1982)っていったら、東北新幹線や上越新幹線の開業に伴い、200系の新幹線がデビューした年よ。そう考えると40年以上も現役で走り続けるって、「山万ユーカリが丘線」凄すぎじゃない!?
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な〜んてことを考えていたら、再び「こあら2号」が入線。この日は「こあら2号」が運転されていたけど、日によっては「こあら1号」や「こあら3号」にも乗車可能。ラッシュ時間帯にはフル稼働されるみたいね。
【過酷!?非冷房車】おしぼり電車「山万ユーカリが丘線」に乗車!【こあら2号】
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/20230719121415_IMG_7329-1024x683.jpg)
さぁ、それではいよいよ「山万ユーカリが丘線」に乗車していくよ〜〜〜っ☆「祝・開業40周年」のヘッドマークが誇らしげ!そして「こあら2号」のピンクの女子こあらめっちゃマブイ♡
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/230719121914070-1024x768.jpg)
早速車内に乗車。
んんん???思ったより暑さは感じないわ。
そしてお昼間にも関わらず、乗客も結構いて地域の足として「山万ユーカリが丘線」が活躍しているのが感じられる。
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冷房の風は感じないものの、車内には昭和の風が充満しているわ。昨今では中々お目にかかれない、レトロな窓枠にきゅんきゅんしちゃう。ピンクのカーテンもイカすわネ!
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車内は通常の電車よりもちょっと狭め。
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はい、そしてなんと、「山万ユーカリが丘線」は”非冷房車”ということを逆手にとり(?)、平成30年(2018)から夏の期間、車内にクーラーボックスを設置しておしぼりを無料配布する、『おしぼり電車』として運行しているわ。
その後はなんと、おしぼりだけに留まらず、令和3年(2021)からはうちわまで無料で配るようになったの。なんて太っ腹なんでしょう!
(例年7月〜9月の間で配布されてる。)
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車内にしっかりとおしぼりの入ったクーラーボックスとうちわが設置。
日中は車内に設置されているけど、夕方以降は改札に置いてあるみたいなので、夕方以降乗車しに行く方は貰い忘れないように注意よ!
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こんな立派なチーバくんのうちわを貰っていいのか、若干戸惑うわ・・・でも、YouTuberの乗車動画とか見ていると、みんな持ち帰っているし、いいのよね・・・?
ちなみに筆者が乗車した時は、千葉県150周年記念キャンペーンのチーバくんうちわだったけど、山万のマンションのうちわだったりもするようね。
あっ!「山万ユーカリが丘線」って、よく考えたら(考えなくても)うちわと同じ形だし、うちわと相性がいいわよネ!
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そんなこんなで昭和レトロな車両や、おしぼりやうちわの無料配布にテンション上がっていたら、ついに電車が出発!
「山万ユーカリが丘線」はユーカリが丘駅間の4.1kmの距離を、おおよそ17分ほどで結ぶわ。
まぁ、住民の人はユーカリが丘駅からユーカリが丘駅まで乗り通すわけじゃぁないから、冷房がなくても耐えられそう。
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/20230719122124_IMG_7336-1024x683.jpg)
窓が開いているため、爽やかな風が吹き込みそこまで暑さを感じさせないわ。
”非冷房車”と聞くと、どんだけツラいのかと思ったけど、全然大丈夫!問題なく乗車できるわよ。
むしろ夏の間より、梅雨時などで窓が開けられない時は辛そうね・・・
【地元密着!】「山万ユーカリが丘線」のシンプルな駅名
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/20230719122655_IMG_7345-1-1024x685.jpg)
初めの方に書いたように、「山万ユーカリが丘線」はユーカリが丘駅▶地区センター駅▶公園駅▶女子大駅▶中学校駅▶井野駅と停車して、公園駅▶ユーカリが丘駅へとぐるりと戻ってくるルートで運転しているわ。
そもそもこんなにシンプルな駅名を付けられるのも、ニュータウンの中を走る地域密着の鉄道ならでわで面白いわよネ!
実は山万、平成20年(2008)にユーカリが丘駅を除く5駅の新たな名称を募集したそうなの。ただ、翌年には住民からの「駅名を変えないでほしい。」という要望が多くあり、新駅名の募集を停止しているわ。まぁ、それだけ住民に愛されているって事よネ。
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そうそう、中学校駅の最寄りには佐倉市立井野中学校があるんだけど、女子大駅の最寄りには女子大はないので注意よ。
何も女子大生見たさに乗車するヤロー共を釣るためにこんな名前を付けたわけではなく、開業時は和洋女子大学キャンパスの移転予定地だったんだとか。キャンパス移転は叶わなかったけど、現在では和洋女子大学の佐倉セミナーハウスが存在しているわ。
あと女子大駅には車両基地があるので、他の「こあら号」を見ることができるわよ!
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車両基地には「こあらバス」も停車。山万は鉄道だけでなく、バスも運行しているのだ!
【ビュースポット】「山万ユーカリが丘線」の公園駅で下車してみた。
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ユーカリが丘駅▶地区センター駅▶公園駅▶女子大駅▶中学校駅▶井野駅と停車して、再び公園駅へと戻ってきた「こあら2号」。ちょっくら公園駅で下車してみましょ!
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公園駅もその名の通り、電車を降りたら目の前に公園が広がっている。
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公園駅は輪っかの付け根のトコロにある駅・・・
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ということは、線路のポイント切り替えが見れちゃうのだ!写真だと見ずらいけど、ポイント切り替えのためレールが動いているのにちょっと胸アツ。
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折角なので、公園駅の改札も出てみましょ。
ちなみに「山万ユーカリが丘線」の中で有人駅なのは、ユーカリが丘駅と公園駅だけ。公園駅は駅務本部と司令室が置かれている結構重要な駅だったりする。
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うおぅっ!めっちゃレトロなゴミ箱がお洒落じゃな〜い!?
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駅舎もレトロで味わい深いわネ!
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そして公園駅はポイント切り替えだけじゃなく、走行中の「山万ユーカリが丘線」を眺めるのにもうってつけの場所なのヨ。
【非冷房車】ふたたび「山万ユーカリが丘線」に乗車しユーカリが丘駅へ
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一通り公園駅を堪能したら、ふたたび「山万ユーカリが丘線」に乗車して、ユーカリが丘駅に戻りましょ。
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いやぁ〜それにしても、「山万ユーカリが丘線」は思った以上に素敵な電車だわ。
電車によって冷房が寒いと感じることもある筆者にとっては、「山万ユーカリが丘線」の”非冷房車”は自然の風が吹き込み快適に乗車できる乗り物だわね。
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/20230719125339_IMG_7384-1024x683.jpg)
な〜んて事を考えていたら、再びユーカリが丘駅へ到着☆
いやぁ〜、本当に楽しかった!地域の人の足として活躍しているだけでなく、筆者のような観光客が乗ってもこんなに楽しいなんて、「山万ユーカリが丘線」凄すぎじゃない!?また絶対に乗りに来なくっちゃ!
あ、そうそう、ユーカリが丘はイオンモールなどの大きな商業施設も充実しているので、「山万ユーカリが丘線」に乗って、近隣に遊びに来るのも楽しいかもしれないわネ。
【非冷房車】昭和レトロな「山万ユーカリが丘線」を堪能しよう♬
![昭和レトロ研究所 山万ユーカリが丘線](https://sho-waretorokennkyuujyo.com/wp-content/uploads/2023/08/20230719130024_IMG_7397-1024x683.jpg)
はい、今回は猛暑が続く令和の時代に、昭和の”非冷房車”が現役で走り続ける「山万ユーカリが丘線」に乗車してきた様子をお伝えしたわ。
ニュータウンを走るユニークな路線に、”非冷房”な昭和レトロな車両はとっても魅力的♡しかも乗客の事を考え「おしぼり電車」を走らせる山万は、さすが住む人の事を考えたまちづくりをする企業だけあるわよネ!
ぜひ皆様もユニークで素敵な電車「山万ユーカリが丘線」に一度乗りに来てはいかがかしら?レトロで魅力的な「山万ユーカリが丘線」にメロメロになっちゃうこと請け合いよ♡
山万ユーカリが丘線の場所
〒285-0858 千葉県佐倉市ユーカリが丘4丁目8−2(ユーカリが丘駅)
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