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【昭和遺産】☆ひばりが丘団地の「スターハウス」を見学してきた☆【昭和の団地】

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【昭和遺産】☆ひばりが丘団地の「スターハウス」を見学してきた☆ 昭和レトロスポット
【昭和遺産】☆ひばりが丘団地の「スターハウス」を見学してきた☆
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昭和34年(1959)、当時最先端の住まいとして誕生した「ひばりが丘団地」。造成当時は日本住宅公団(現・UR)最大規模の宅数を誇り、いわゆる「マンモス団地」の先駆け的存在として注目されていたの。

そんな「ひばりが丘団地」も2017年に建て替えが完了し、現在は「ひばりヶ丘パークヒルズ」の名称で、新たな住宅として歩み始めているわ。

とはいっても、昭和の「ひばりが丘団地」魂はまだまだ健在。というのも「ひばりが丘団地」時代の住宅を保存し、現代風に活用しているエリアがあるのよ。

今回は「ひばりヶ丘パークヒルズ」に残された、「ひばりが丘団地」の遺構・「スターハウス」を見学してきた様子をお伝えするわネ!

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【ひばりが丘団地】★スターハウスとは?★【昭和遺産】

まずはスターハウスについて、簡単にご説明を。

スターハウス(Star House)は、集合住宅における住棟の形態の一つであるポイントハウスのうち、Y字型の平面形状を有するものである。一般的に1フロア3住戸である。別称は星型住宅[1]

引用:Wikipedia

Y字形状のため3面が窓になっており、日当たりもよく隣に面していないこともあり、団地の中でも人気の物件だったの。華やかな形状や開放的な雰囲気は、団地の花形だったのよ。

ただ、スターハウスを造成するには、一般的な板状住宅に比べ建設費用が高額だったり、住宅用地の不足による量的要求が増したことで、1960年代半ば以降から、だんだんと作れなくなってしまったの。

そして昭和後半〜平成にかけて、各地のスターハウスは老朽化により取り壊されたいったわ・・・

そんな中、「ひばりが丘団地」のスターハウスが今でも現存するというのは、とっても喜ばしいことよネ。

千葉県松戸市にある常盤平団地のスターハウス。住宅として現役で使われている。

【昭和遺産】ひばりが丘団地の「スターハウス」を見学しよう♬

さぁ〜それでは、「ひばりが丘団地」の「スターハウス」を見学していきましょ☆

「ひばりが丘団地」は昭和34年(1959)に、東京都の北多摩郡保谷町・田無町(現・西東京市)・久留米町(現・東久留米市)の3町にまたがる区域に造成された住宅団地。

当時は首都圏へ通勤するサラリーマン家庭に人気を誇り、環境や立地の面から大変注目を集める団地だったの。ちなみに最寄り駅は、西武池袋線ひばりヶ丘駅よ。この「ひばりヶ丘駅」とい名称も、団地ができたことにより、「田無町駅」から変更となったもの。

元々「ひばりが丘団地」には4棟の「スターハウス」があったんだけど、現在はそのひとつである53号棟だけを残し、”ひばりヶ丘パークヒルズ管理サービス事務所”として使用されているの。

チキンの筆者は管理事務所の中を見学させてもらう勇気がなく、今回は外観のみを見学・・・はぁ〜中がどんなになっているのか見てみたかったわ・・・

まぁ、外からでも昭和の雰囲気はビシバシ感じ取れるわ。色は綺麗に塗り替えられているものの、木枠の窓枠は当時のまま!

スターハウスは隣の居住区と隣接していないため、日当たりが良いだけでなく騒音なども、通常の板状住宅に比べて少なく済むのがいいわよね。

Y型の形状は美しく芸術的。昨今建築的価値が上がっているのも頷ける。

タイル状の棟番号がお洒落。そして窓の障子紙がボロボロになっているあたり、当時のまま時が止まっているようで胸がギュンっとなるわね・・・

管理事務所として綺麗に保存されている「スターハウス」。昭和スピリッツをこうして今に伝える取り組みは、とても素晴らしく歴史を残すと意味でとても大きいと思う。この先何十年、何百年とこのまま保存されるのを願うばかり・・・

【ひばりが丘団地】スターハウスの前に残された旧74号棟208号室のベランダ

「ひばりが丘団地」の「スターハウス」に来たら、もうひとつ見逃せない昭和の遺構があるわ。

それは、「スターハウス」の目の前に建てられた柵。これ、ただの柵ではないのよ。

これは、旧74号棟の208号室のベランダなの。

なぜこの部屋のベランダが保存されたいるかというと、昭和35年(1960)に当時の皇太子ご夫妻(現・上皇ご夫妻)がひばりが丘団地を訪れた際、この旧74号棟208号室に立ち寄り、ベランダにお立ちになったという歴史があるから。

皇太子ご夫妻が団地を訪れるなんて、いかに「ひばりが丘団地」が注目されていたかがわかるわね。当時の公団としてもかなり力が入っていた団地だったみたい。

そして当時の旧74号棟208号室に住んでいたのは、広告会社経営のご家族。やはり当時の団地はそれなりの生活水準がなければ住めなかったのね。

ちなみに当時の三種の神器だった白黒テレビ・電気冷蔵庫・洗濯機を持って、団地に入居するのが憧れの生活スタイルだったのよ。

ベランダから眺める景色が当時と全く違っても、こうして昭和の歴史を保存してくれる「ひばりが丘団地」には感謝しかないわ。

ちなみに、この旧74号棟208号室は、公団住宅に当選した人向けに制作された「団地への招待」のロケ地だったことでも知られているわ。

⬆「団地への招待」はYou Tubeでも見ることができるけど、八王子にあった「集合住宅歴史館」でも見ることができたわ。(現在は赤羽台団地へ移転するため閉館)

【ひばりが丘団地】スターハウスだけじゃない!テラスハウスも現存

「ひばりが丘団地」の「スターハウス」を見学したら、ぜひ併せて行ってほしいのが「ひばりテラス118」。

ここは「ひばりが丘団地」の「テラスハウス」をリノベーションして、地域交流施設として使っているの。「スターハウス」だけじゃなく「テラスハウス」まで現存しているとは、「ひばりが丘団地」素晴らしすぎるだろ〜♡

「テラスハウス」の一角にあるcafe「COMMA,COFFEE」さんでは、ふわふわのカステラパンケーキがいただけちゃうわよん♡

⬇「テラスハウス」と「COMMA,COFFEE」さんに関してはこちらをどーぞ!

そして、「ひばりが丘団地」には「スターハウス」や「テラスハウス」だけじゃなく、4階建てフラットの旧94号棟が、サービス付き高齢者向け住宅に転用されているの。これも素晴らしい取り組みネ!(ここの写真を撮り忘れてしまった・・・)

江戸東京博物館に再現された昭和30年代の「ひばりが丘団地」

そして「ひばりが丘団地」関連で、ついでにご紹介しておきたいのが「江戸東京博物館」!

「江戸東京博物館」では、昭和30年代当時の「ひばりが丘団地」の居室が再現されているの♡当時の生活が垣間見れ、とても見ごたえのある展示がされていたわ。

ただ、現在「江戸東京博物館」は改装工事中のため、令和7年度中まで休館中なので注意・・・

【昭和遺産】ひばりが丘団地のスターハウスを見学しよう☆

今回は「ひばりが丘団地」にある「スターハウス」を見学した様子をお伝えしたわ。

歴史的価値の高い団地を保存活用している「ひばりが丘団地」。生活スタイルは変わっても、昭和の歴史的遺産としてこれからも大切にしていきたいわよね。今後何十年、何百年と昭和の団地スタイルが残されていくのを願ってしまうわ。

是非みなさまも、昭和の歴史の団地に思いを馳せながら「ひばりが丘団地」の「スターハウス」を見学してみてネ!

ただ・・・

★あくまでも団地は住宅です!近隣に住む人の迷惑にならないように、楽しく見学しましょう!★

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【ひばりが丘団地】スターハウス の場所【昭和遺産】

〒203-0022 東京都東久留米市ひばりが丘団地5−53 日本住宅都市整備公団ひばりが丘パークヒルズ監督員事務所

西武池袋線  ひばりヶ丘駅 南口から徒歩20分
・南口西武バス➁番のりば「ひばりヶ丘駅」—「ひばりが丘団地」下車 徒歩4分

・西武バス➂番のりば「田無駅」—「ひばりが丘団地」下車 徒歩4分

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