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【レトロ駅弁】昭和39年からのロングセラー!「チキン弁当」の歴史と魅力【復刻版も発売!】

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【レトロ駅弁】昭和39年からのロングセラー!「チキン弁当」の歴史と魅力【復刻版も発売!】
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駅弁が好き。たまらなく好き。旅に出る時は勿論、自宅楽しむのも特別感があって良いのよネ。

筆者が子供の頃、母が夕飯を作るのが面倒くさかったのか、電車でお出かけした帰りは東京駅で駅弁を買って家に帰るのが常だった。

その際に筆者は、迷わず大好きな「チキン弁当」を買ってもらっていた。(たまには他のも食べてたけど・・・)それは今でも変わらずに、旅に出る時や仕事帰りなど駅弁屋さんで「チキン弁当」を手にしてしまうのよね。

おそらく全駅弁の中で、筆者が人生で一番食べているであろう駅弁が「チキン弁当」。今回はそんな筆者が、食べまくっている「チキン弁当」の歴史をまとめてみる事にしたわ。

そして今年(2022年)は鉄道開業150年を記念して、「チキン弁当 復刻版」も発売されているの!そんな記念すべく「チキン弁当 復刻版」も購入したので、あわせてご紹介するわネ。

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【昭和39年発売】「チキン弁当」とは?【東海道新幹線の歴史と共に】

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史
現在のチキン弁当のパッケージ。since1964の文字が誇らしい。

「チキン弁当」を食べたことがなくとも、多くの人がその名前は聞いたことがあると思うの。

それもそのはず、「チキン弁当」は昭和39年(1964)10月に発売されたロングセラー駅弁なんですもの。

昭和39年10月と聞いて、ピンと来た人も多いと思うんだけど、「チキン弁当」の発売は東海道新幹線(東京〜新大阪)の開業と同時期。日本の鉄道が発展する歴史と共に歩んできたレジェンド駅弁と言っても過言ではないわネ。そしてこれだけの歴史があるだけあって、なんと上皇さまも「チキン弁当」のファンなのよ!

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史
現在発売されているチキン弁当の中身。

「チキン弁当」の始まりは、日本食堂(現:JR東日本クロスステーション)にて、列車食堂のコックが乗務前に調製していたものと言われているわ。当時発売していた駅弁は、「チキン弁当」の他に、「幕の内」「寿司弁当」「サンドイッチ」の計4種類。当時「幕の内」が150円の時に、「チキン弁当」は200円もしたってんだから、いかに「チキン弁当」が高価なものだったかが分かるわネ。

チキン弁当の中身は過去に何度か変更されているんだけど、「トマト風ライス」と「鶏の唐揚げ」のラインナップは60年近く経った今でも変わらないわ。

現在のものは、トマト風ライス(トッピング:スクランブルエッグ ドライトマトオイル漬け グリーンピース)鶏唐揚、野菜のピクルス、スモークチーズ、レモン果汁パック 、というラインナップ。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史
パサパサで歯を必要とする硬い唐揚げが大好き♡

少し余談なんだけど、以前「タモリ倶楽部」で「チキン弁当」はじめ多くの駅弁を製造するNRE大増(現:日本ばし大増)に行った回があったんだけど、その時にNRE大増の方が「以前チキン弁当を大幅に変更したところ、変えないでほしいと意見が多数寄せられた」「一度変えたものの、すぐに元に戻した」等と仰っていたことが興味深かったわ。(なにぶん昔のことなので少しニュアンスが違ったらゴメンなさい・・・)

でもその気持凄くわかるのよね・・・「チキン弁当」の唐揚げってパサパサしてるし、トマト風ライスもいかにもなケチャップ味のご飯なんだけど(褒めてます)、それが良いのよ。なんとも言えない美味しさで、今どきのナウい感じの味じゃあないけど、それがたまらなく美味しいし愛おしいのよね。

まぁ技術の進歩でちょいちょい美味しくなってはいるんだろうケド。

【レトロ駅弁】「チキン弁当」の紆余曲折な歴史【昭和39年発売】

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史
昔のチキン弁当のパッケージ(撮影:大宮鉄道博物館)当時は二段重ねだった。

昭和39年(1964)10月に発売された「チキン弁当」ですが、長い歴史があるだけあって、様々な紆余曲折を経て現在に至る。続いては、「チキン弁当」の歴史を少し振り返ってみましょ〜!

再三書いているように、「チキン弁当」の発売は昭和39年10月。これは東海道新幹線(東京〜新大阪)が開通した年、ここは大事(?)なので覚えておきましょう!

発売当時は二段重ねで販売されていた「チキン弁当」だけど、昭和49年(1974)から現在の一段ボックスタイプで発売されるようになったわ。(東京駅販売品のみ。上野駅販売商品は二段重ねを継続)

ちなみに、二段重ねだと列車の机に置ききれないけど、一段ボックスタイプだと置ききれるようになるという、全旅人の事考えてのことらしいわよ!流石「チキン弁当」よネ。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史
日本国有鉄道のプレート(撮影:大宮鉄道博物館)

昭和39年の発売以来、多くの人々に愛され続けてきた「チキン弁当」だけど、昭和62年(1987)4月1日に大きな転換期を向かえる・・・・そう、国鉄分割民営化よ。

その影響で翌年の昭和63年には、「チキン弁当」を販売する日本食堂も分社化されることとなったわ。JR東日本管轄は日本レストランエンタープライズ(現:JR東日本クロスステーション)、JR東海管轄はジェイダイナー東海(現:ジェイアール東海パッセンジャーズ)が「チキン弁当」の販売を担うこととなったの。

その際に、日本レストランエンタープライズは「チキン弁当」として、ジェイダイナー東海は「チキンバスケット」として販売するようになったわ。東海道新幹線の歴史と共に歩んできた「チキン弁当」だけど、後継者としてはJR東日本が引き継いだのは意外よね。

その後JR東海の「チキンバスケット」は販売を終了。平成21年(2009)には「チキン弁当」の名前で新たに発売するも、現在は販売終了しているみたい。筆者は東日本の「チキン弁当」しか知らないため、東海の「チキンバスケット」及び「チキン弁当」も食べてみたかったわ。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史
発売当時のチキン弁当のパッケージがプリントされたもの(撮影:鉄道博物館)

日本食堂が分割された平成の世でも、「チキン弁当」の人気は劣ることなくファンを魅了し続けてきた。

そんな中、「チキン弁当」に最大の危機が訪れるわ・・・そうそれは平成16年(2004)に起きた鳥インフルエンザ同年の2月に「チキン弁当」は鶏肉の入手が困難となり販売を中止してしまうの・・・

そんな鳥インフルエンザの影響を受ける中、多くの人々が「チキン弁当」の復活を信じ、再び「チキン弁当」を口にできる日を望んでいたわ。そんなファンの期待に答えるように同年7月には、鶏肉の産地を変更し「チキン弁当」は復活をとげることに!

「チキン弁当」の復活劇には多くのファンが歓喜したものよ。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史
リニューアル前の「チキン弁当」

そして令和に入っても「チキン弁当」の躍進は止まらない。

令和元年(201)10月には、発売55周年を迎え「チキン弁当」をリニューアル。以前はトマト風ライスの上には卵そぼろが乗っていたけど、これが現在のスクランブルエッグ+ドライトマトに。そして付け合せがポテサラから野菜のピクルスに変更になったわ。

そしてついに、令和3年(2020)のJR東日本「駅弁味の陣2020」で、エリア賞「南関東エリア」を受賞したの!筆者は毎年「駅弁味の陣」で「チキン弁当」に投票していたので、これはとても嬉しかったわね〜。

そうそう「駅弁味の陣」といえば、平成29年(2017)大会のテーマが「復刻」「歴史」だった事もあり、「チキン弁当」が発売当時の味とパッケージで限定復刻したのよね〜。当時筆者は「チキン弁当 復刻版」をゲットできずに大変悔しい思いをしたものよ・・・

【鉄道開業150年記念】「チキン弁当 復刻版」が再び登場!!!

2017年の「チキン弁当 復刻版」をゲットできずに悔しい思いをした筆者だけど、諦めずに待ったかいがあったわよ!

令和4年(2022)10月14日は「鉄道開業150」という事もあり、「チキン弁当」をはじめ全国の多くの駅弁が復刻されているのよ〜!!!

※明治5年(1872)10月14日に新橋〜横浜(現:桜木町)に日本で最初の鉄道が開通しました。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

鉄道開業150年の記念の年でもあるし、筆者も今回は「チキン弁当 復刻版」をしっかりゲットしてきたわよ!当時の二段重ねのレトロなパッケージがカワイイ♡

復刻版が購入できるのは、東京駅・上野駅・新宿駅・品川駅・大宮駅の5箇所だけだから注意してネ!しかし筆者は仕事帰りに「チキン弁当 復刻版」を新宿駅で購入しようと、ちょいちょい覗いていたんだけど、いっつも売り切れで買えずじまい・・・(結局東京駅で購入)

人気があるので早めの購入をオススメするわ!

※販売期間は2022年11月1日まで。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

賞味期限の欄だった場所には”チキン弁当 昭和39年10月 発売”の刻印がされ、販売元にはしっかりと「日本食堂(株)」の文字が!これは萌えるわよね♡

そして左上には「鉄道開業150周年」のマークが入っているため、記念グッズとしても嬉しい仕様になっているわ。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

中身はこんな感じ。発売当時の付け合せは生姜の甘酢漬けとポテトチップス。湖池屋のポテトチップスが世に出たのが昭和37年(1962)なのを考えると、ポテトチップスが付け合わせに入っているなんて、当時としては結構洒落た弁当だったのではないかしら?

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

ケチャップ風ライスはドライトマトとスクランブルエッグの代わりに、マッシュルームが乗っているだけで、味の変化は感じられない。唐揚げは現代のものは柔らかめでナゲットみがあるけど、復刻版は生姜が効いていて竜田揚げ風かも。

少し大人な味がするわね。やはり発売当時は「幕の内」よりも50円高かった事もあり、子供が食べると言うよりは、大人が楽しむものだったのかしら。

でも基本的なイメージは今と然程変わらず、パサパサの唐揚げといかにもなケチャップ味のご飯(褒めてます)でとってもおいしいわ♡付け合わせがポテトチップスだからか、現在のものよりもボリュームを感じるわね。

お値段も通常版は900円(税込み)なのに対し、復刻版は1150円(税込み)と少々お高め。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

鉄道開業150年記念という事もあり、「チキン弁当」の中には記念のミニクリアファイルと”チキン弁当のミニ歴史”の冊子が入っていたわ。

ちなみにこの”チキン弁当のミニ歴史”を参考に、このブログを書かせてもらったわ。というかこれを見て歴史をまとめてみたくなったんだけど。

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

ミニクリアファイルは「チキン弁当」だけでなく、”鉄道開業150年記念『復刻』駅弁企画”に参加している駅弁にもれなく1枚入ってくるわ。各社の在庫がなくなり次第添付を終了するそうなので、欲しい人はお早めにゲットしてネ!

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

裏面には、”鉄道開業150年記念『復刻』駅弁企画”に参加している全国の企業の名前入り!

おまけ・・・鉄道開業150年記念『復刻』駅弁・大船軒の「お志すし」

昭和レトロ研究所 チキン弁当 歴史

”鉄道開業150年記念『復刻』駅弁企画”には、大船軒の「お志すし」(現:鯵の押寿し)も参加。大船軒の押し寿司とサンドイッチが大好きなので、思わず買ってしまったわ。

掛紙に当時の三浦半島の地図があしらわれていて、レトロでイカした「お志すし」よ。

【レトロ駅弁】「チキン弁当」の歴史を学んでより楽しもう♬

今回は昭和39年10月の発売以来、愛され続けるレトロ駅弁「チキン弁当」の歴史と、鉄道開業150年を記念して発売された復刻版をご紹介したわ。

60年近く経った今でも、人々に愛され躍進し続ける「チキン弁当」。これからの活躍にも目が離せないわよネ!

ぜひ皆様も旅に出る際や、ご自宅で「チキン弁当」を楽しんでくださいネ!

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【レトロ駅弁】「チキン弁当」が購入できる場所

チキン弁当|駅弁情報|株式会社JR東日本クロスステーション フーズカンパニー
株式会社JR東日本クロスステーション フーズカンパニーは、JR東日本グループ外食事業における基幹会社のひとつです。

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