「あたり前田のクラッカー」
ナウなヤングはこんな事いわれても何のこっちゃよね。でも年配者の中にはまだまだ現役でこのフレーズを使う人もいるから聞いたことがある人も多いと思うの。
「あたりまえ」という言葉に商品名である「前田のクラッカー」をプラスした所謂昭和のギャグなんだけど、言葉は聞いたことあっても由来や商品名である「前田のクラッカー」についてはよく知らない人も多いんじゃないかしら?
かく言う筆者も、こどもの頃から団塊の世代である両親からこのギャグを聞かされていた為、言葉自体は知っていたけど「前田のクラッカー」の存在はよく知らない上に食べた事がなかったの。
だってクラッカーといえば沢口靖子率いるリッツパーティーでお馴染み「リッツ」世代ですもの。(今はルヴァンね。)
今回はそんな「前田のクラッカー」のご紹介と「あたり前田のクラッカー」というギャグの歴史についてまとめてみたわ。
そもそも「あたり前田のクラッカー」ってなんぞや
そもそも「あたり前田のクラッカー」ってなんぞやっていうね、全く聞いたこともない人からしたら意味がわからないわよね。
上でも少しふれたけど「あたりまえ」+商品名「前田のクラッカー」を組み合わせた言葉で、まぁ「あたりまえだ」っていう意味で使われているってわけ。
例文)私がこんなにかわいいのは、あたり前田のクラッカー。
「あたり前田のクラッカー」の歴史
「あたり前田のクラッカー」なるギャグは、昭和37年(1962)5月6日から昭和43年(1968)3月31日まで朝日放送制作・TBS系列で放送されていた時代劇風コメディ「てなもんや三度笠」の中で誕生したわ。
藤田まことさん演じる主人公のあんかけの時次郎が番組のスポンサーである前田製菓の「前田のクラッカー」を着物の胸元からとりだしてこう言うの「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」って。
このフレーズが人気になりみんなが真似しだしたってわけ、もう50年以上前の番組だからリアルタイムで見ていたのって60歳以上の人になるわよね。
「てなもんや三度笠」は「はぐれ刑事純情派」のやっさんはおろか「必殺仕事人」の中村主水よりも前の藤田まことさんの出演作で出世作でもあるわ。
藤田まことさん若い!
「前田のクラッカー」を食べよう
「前田のクラッカー」を製造する前田製菓さんは大正7年(1918)5月に大阪府堺市新在家町で創業した老舗のお菓子メーカー。なんと2018年には創業100周年を迎えているわ。
恥ずかしながらそんな老舗のお菓子を食べたことがなかったなんて・・・
そして買ってきたわよ「前田のクラッカー」(180g)
西友やOKストアーなど筆者お馴染みのお安めのスーパーには売ってなかったため紀伊国屋で購入したわよ。
パッケージもレトロでかわいらしいし、紀伊国屋で売っているという付加価値がついてすごくお洒落でいいものな感じがするわよね。
180gの他にも食べきりサイズの25gや110gなんかもあるみたいだけど、残念ながら180gしか売ってなかったわ。
110gの赤いパッケージには「あたり前田のクラッカー」の文字がしっかり入っているわ。こちらのパッケージもレトロでかわいい。
保存食にもなってる!
原材料は小麦粉(国内製造)、植物油脂、ショートニング、砂糖、食塩、イースト、バター、膨張剤、調味料(アミノ酸等)(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)と、あまり余計なものが入ってないのがいいわね。お子さんのおやつにも安心して食べられそうね!
クラッカーの真ん中には前田製菓の「M」の文字があしらわれているわ、顔の模様みたいでかわいい。
あっさりとした塩味が小麦の甘みを引き立てていてすごく美味しい!素朴でシンプルな味で食べだしたら止まらない、やめられないとまらない前田のクラッカー。
こんなに美味しいクラッカーをいままで食べてこなかったなんてちょっと後悔・・・でもこれからリピート間違いなしのおいしさ。
ひとりで180gは多いと思ったけど、気をつけないと一気に全部食べちゃいそうな気がするわ。
筆者は今この記事を書きながらもボリボリ食べていて、おそらく半分の90gはなくなっているんだけど、パッケージの裏のエネルギー欄を確認したら100gあたり516kcalもあったわ・・・
おそろしい・・・もう止めなければ・・・
でもまぁ、あれよ、美味しいもののカロリーが高いのは、あたり前田のクラッカー。
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