今や絶滅危惧種と恐れられている「たぬきケーキ」。
筆者がこども時代を過ごした平成初期、近所の商店街にある昔からの洋菓子店にはたぬきケーキが存在した、たぬきだけでなく犬やクマなどの動物を模したケーキもあり、こども心にその可愛さにワクワクしたものよ。
その洋菓子店も10数年前には廃業してしまい、とんとたぬきケーキを見ることはなくなった、昭和〜平成半ばぐらいまでは確実に彼は全国に存在していたわ。
洋菓子店の店主の高齢化による廃業や、代替わりによって洋菓子店が洒落たパティスリーに変わり彼の生息地はどんどん縮小傾向にあるみたい。
そんな彼が川崎市に生息しているとの事で捕獲しにいってきたわよ。
発見!
神奈川県川崎市、京急大師線の川崎大師駅または東門前駅から約10分程歩くと彼の生息地に辿り着けるわ。
到着!「ボナール洋菓子店」
Sinse1970の文字に歴史と伝統を感じずにはいられないわ。
1970年(昭和45年)って大阪万博が開催され、三島由紀夫が割腹自決をし、三船敏郎が「男は黙ってサッポロビール」とか言っていた年よ!
ものすごく歴史を感じるわけですよ。
いた!発見!たぬき!圧巻のたぬきの群れ!
商品名はその名もズバリ「たぬき」お値段は一匹¥340。
お店にいたお姉さんに「たぬき」を捕獲しに来た事を伝えると、お店の事を少し教えて下さったわ。
このお店はお姉さんのお父様が始められ、現在はお兄様が二代目としてたぬきを生息させている模様。
さらにはお兄様のご子息が三代目を継ぐべく修行をしているそうよ!
昔はこの辺にもいくつか洋菓子店があり、たぬきケーキを作っているお店があったみたいだけど、現在ではここ「ボナール洋菓子店」だけになってしまったそう・・・
今後もぜひ「たぬき」を絶滅させぬよう保護してほしいものね。
捕獲!
無事に「たぬき」を捕獲し、川崎から都内の自宅に連れて帰ることに成功。
つぶらな瞳で筆者を見つめる「たぬき」。
二匹それぞれ表情が違い、個性を感じるわね。
捕食!
捕獲されし「たぬき」、つぶらな瞳で筆者を見つめる。
怯えなくっても大丈夫よ!美味しく食べてあげるから!
いざ!たぬき入刀!
顔の部分はバタークリーム、胴体はカップケーキのようなスポンジ、内部にはママレードジャムが入っているわ。
美味しい!この「たぬき」可愛いだけじゃなく美味しいわよ!
まず、コーテイングされているチョコレートが甘すぎず良い、チョコレート、本っ当においしい!!
チョコレートとクリームが合わさった時にあまりクドくならず凄く食べやすい、スポンジとママレードジャムもとても良く合い一体感のある美味しさに仕上がっているわ。
「たぬきケーキ」という昭和レトロアイテムとしての話題性だけでなく、「ケーキ」という洋菓子としてのクオリティーの高さがすばらしいったありゃしない!
「ボナール洋菓子店」今後とも是非、美味しいケーキを作り続けてほしいわね!
三代目にも期待しているわよ!
捕獲できる場所
「ボナール洋菓子店」
神奈川県川崎市川崎区台町7−8
最寄り駅:京急大師線川崎大師・東門前
火曜定休日
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