みなさん、ピザトーストは好きですか?
厚切りのトーストにたっぷりのチーズと具材が乗ったピザトーストは、見ているだけで多幸感に包まれ、ひとくち口にすれば幸せの渦に飲み込まれてしまうほど素晴らしき食べ物よネ。
そんな幸せの食べ物代表と言っても過言ではないピザトーストが、実は日本発祥だって知ってた?ピザと言えばイタリアだけど、ピザトーストは日本生まれの日本の食べ物なのよ!
今回はそんなピザトーストの発祥の地として知られる、有楽町にある喫茶店「cafe紅鹿舎」で元祖の味を堪能してきちゃった☆
【ピザトースト発祥の地】「cafe紅鹿舎」とピザトーストの歴史【有楽町】
ピザトースト発祥の地である「cafe紅鹿舎」の最寄り駅はJR有楽町駅。昭和32年(1957)に発表されたフランク永井さんの名曲「有楽町で逢いましょう」の元となった有楽町そごうは、いまやビックカメラへと姿を変えてしまっている。それでも筆者は有楽町へ来ると「有楽町で逢いましょう」が脳内BGMで流れてしまうのよね・・・
そしてフランク永井さんを脳内で再生しながら駅から歩くこと3分、ピザトースト発祥の店である「cafe紅鹿舎」へ到着よ。
ちなみに「有楽町で逢いましょう」は3分31秒の歌唱なので、駅を出てから脳内で再生しておけば歌が終わる頃には「cafe紅鹿舎」へ辿り着けるという、どうでもいいプチ情報も記しておくわ。
「cafe紅鹿舎」の外観はレトロモダンな雰囲気でとても歴史を感じさせるわ。
それもそのはず、ピザトースト発祥の店だけあり歴史は長く、創業はなんと昭和32年(1957)。元々はレストランとしてオープンしたのが始まりなのだとか。昭和32年・・・そうです、フランク永井さんの「有楽町で逢いましょう」が発売された年にオープンしたのですよ。
戦後の有楽町は闇市や街娼なども多く混沌とした雰囲気が漂っていたものの、この頃から周辺が整理されてきたのよね。なので「cafe紅鹿舎」はそんな戦後からの街の発展と共に歩んできたといっても過言ではないわ。
ピザトーストを食べる前に、ここで少し「cafe紅鹿舎」のピザトーストの歴史を紹介するわネ。
昭和32年(1957)のレストラン創業後、昭和39年(1964)に喫茶店「紅鹿舎」を開店することになったようなんだけど、それと同時にピザトーストの提供を始めたんですって。
当時はイタリアンレストランも数件しかなく、ピザもまだまだ日本では珍しい存在だったわ。「cafe紅鹿舎」の先代はイタリアンレストランでよくピザを注文していたそうなんだけど、どうにか日本の家庭で簡単に手に入る食材で代用できないかと考えたそうなの。ピザ生地なんて勿論そうそう手に入る時代でもないしね。そこで馴染みのある食パンを代用して作ったのがピザトーストだってわけ。
珍しくて美味しいものを気軽に食べられるように開発したという心意気に、感謝と尊敬の念しかないわよね。本当、つくづく今の世の中の美味しいものは、先代たちの心意気で出来ていると思うと有り難いたりゃないわよ。
あっ!そうそう、今回ピザトーストの発祥の店としてを紹介しているけど、実は「cafe紅鹿舎」が発祥なのはピザトーストだけではないの。今回筆者も調べて初めて知ったのだけど、実はツナトーストも発祥らしいのよ!!
すごくない!?ピザトーストもツナトーストも今や定番中の定番、好きなトーストランキングがあったら、確実にベスト5入確実な2品が発祥なんて、どれだけ日本の美味しい食べ物に貢献したら気が済むのよつっ〜〜〜♡
【ピザトースト発祥の地】有楽町「cafe紅鹿舎」のピザトーストを食べよう!
さぁ、それではピザトーストの歴史を学んだら、早速お店に入店して元祖の味を堪能するとしましょ!
さすが美味しいものを生み出し続けた人気店、平日の15時頃伺ったのですが、かなりのお客さんたちで賑わっていたわよ!
ただこれだけの有名店なのに、古き良き昭和の雰囲気も残り、奥には喫煙席(電子タバコのみ)まであるという喫茶店スピリッツを感じる店内。
店内のライトもレトロで可愛い♡
さすがに人気店だけあり、ぼっちの筆者はカウンター席へ案内されたわ。(写真はお客さんが引いてから撮影させてもらったもの。)
さぁ、席にも付いたし、ピザトーストを注文しようじゃないかとメニューを開くも、美味しそうなものがいっぱいで目移りしちゃう♡
いや、いや、今回は元祖の味を堪能するためにやってきたのですから、他のメニューも気になるところですが、ここは『べにしか元祖ピザトースト』を注文。
はい、そして待つこと15分ほどでしょうか?やってきましたよ、元祖ピザトーストがぁっ☆今回筆者はドリンク付き(アイスコーヒー)を注文してお値段は¥1600成り。
普段筆者が行くような町の昭和喫茶のピザトーストと比べると、やはりお値段的にはお高めに感じてしまうものの、その分ボリュームが凄いのなんのって!写真で伝わるかわからないけど、とにかくボリューム満点よ!!
そしてチーズのボリュームも凄い♡パンがチーズに埋まっていて、もはや下は食パンなのかなんなのか判別不明!
そしてよくあるパンの上に具材が載っているタイプではなく、チーズの下に具材が埋まっているわ。
うおおおおぉぉぉぉおおおおぉぉおおおお〜〜〜〜〜〜っ!!!カットしてみるとチーズがとろとろじゃないの♡これはチーズ好きは居ても立っても居られないほどテンションが上がるってものよ。
そんなチーズの下には細かく切った具材がたっぷり敷き詰められているわ。
そして勿の論でお味はバッチグー♡チーズの表面はカリカリなのに中はとろとろで素晴らしい焼き具合。塩味の中に噛んでいくと甘みを感じる、バランスのよい味付けが最高。
ピザとはやはり全くの別物なんだけど、この多幸感いっぱいの食べ物はさすがピザトーストだわ♡しかも今や全国の喫茶店の定番メニューとして君臨するピザトーストの元祖がこれなんですもの、なんだか有り難みを感じるわよネ。
美味しいものを人々に食べさせたいという心意気から誕生したピザトースト、しっかり現代でも人々の舌とお腹を満たす美味しい食べ物として君臨しているのが嬉しいわよネ。
あ、そうそう、そしてセットのアイスコーヒーも美味。筆者は加糖+ミルクで注文したんだけど、甘すぎず飲みやすくピザトーストにもピッタリ!発祥の店として胡座をかかず、美味しい珈琲が飲めるなんて「cafe紅鹿舎」は喫茶店としても素晴らしいわネ♡
【有楽町】「cafe紅鹿舎」で元祖ピザトーストを堪能しよう♬
はい、今回はピザトースト発祥の店・有楽町にある「cafe紅鹿舎」で元祖ピザトーストを食べてきた様子をお伝えしたわ。
いま我々が美味しいピザトーストを当たり前に食べられるのは、「cafe紅鹿舎」があってこそ!昭和39年(1964)から60年ほど経つけど、今でもこうして元祖の味を守り続け美味しいピザトーストがいただけるなんて感謝しかないわよネ!
ぜひ皆さんも元祖の味を堪能するため、有楽町の「cafe紅鹿舎」のピザトーストに逢いにいってみてはいかがかしら?
【ピザトースト発祥の地】「cafe紅鹿舎」の場所・詳細【有楽町】
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目6−8 松井ビル 1階
JR山手線・京浜東北線/東京メトロ有楽町線 有楽町駅から徒歩3分
営業時間:月〜金、11時00分~23時00分 土日曜日、10時00分~23時00分
(状況により営業日や営業時間は変更となる可能性あり。)
喫煙席あり(電子タバコのみ)
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