昭和39年(1964)10月1日、我が国日本が世界に誇る高速鉄道、東海道新幹線(東京〜新大阪間)が開業した。
開業当時の最高速度は210㎞/h、それまで6時間30分かかっていた東京〜大阪間を、新幹線の登場で4時間で移動できるようになったってんだから、当時の人達はさぞ驚いたことでしょうネ。
その後も新幹線は進化を続け、今や東海道新幹線は最高時速285㎞/hで走行。技術の進化のおかげで、現在東京〜新大阪間は2時間30分弱で移動できるわ。おまけに「のぞみ」は、最大3分に1本のペースで運行され、短時間での大量輸送力を保持しているの。
もぉ〜本当、新幹線という素晴らしい鉄道網を生み出し、発展させている技術力には頭が下がる思いよネ!
そんな素晴らしき高速鉄道・新幹線は、東京都国分寺市で誕生したってご存知かしら?
国分寺市には旧国鉄の鉄道技術研究所(現在の鉄道総合技術研究所)があり、そこで新幹線の開発が行われていたのよ。
そんな開発の地を記念して、国分寺市の施設「ひかりプラザ」には、昭和44年(1969)に試験車両として開発された、新幹線試験車両951形が展示されているの☆
今回は新幹線の発展に感謝しながら、国分寺市に展示されている951形車両に会いに行ってきたわよ!
【新幹線誕生の町】新幹線試験車両951形に会いに、国分寺市光町へ行こう♡
今回、新幹線試験車両951形に会うためにやってきたのは、JR中央線・国立駅。
住所は国分寺市なんだけど、最寄り駅は国立駅なので注意してネ!
国立駅の北口から続く道の名前が、通称「新幹線通り」。新幹線生誕の地としてのプライドと心意気を感じ、グッとくるわよネ〜。
国分寺市光町の名前の由来は、新幹線「ひかり」!!
国立駅から9分ほど歩くと、国分寺市の市民施設「ひかりプラザ」が現れるわ。今回会いに来た、新幹線試験車両951形は、ここに展示されているわ。
っと、その前に・・・ココ国分寺市光町という名前、なんかピンと来ないかしら?
そう、お察しの通り、町名の由来は新幹線の「ひかり」号から来ているのよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
今でこそ、東海道新幹線のメインは「のぞみ」にお株を奪われているケド、「のぞみ」が誕生したのは平成4年(1992)。昭和39年(1964)の開業当時は、「ひかり」と「こだま」の2種類だったのよ。当時の「ひかり」は、東京〜新大阪間を名古屋・京都のみに停車する速達形列車として運行していたの。
この「光町」という町名は、昭和41年(1966)に、「町名整理」および「地番整理」が実施された際に、新幹線誕生の街ということで名付けたそうよ。
そして「ひかりプラザ」の目の前には、公益財団法人鉄道総合技術研究所(旧国鉄鉄道技術研究所)がっ!!
ここで新幹線の開発が行われたと考えると胸アツじゃない!?しかも建物がいい感じの昭和感で、昭和建築好きとしても胸アツなんですけどっ!!
【国分寺市光町】新幹線試験車両961形を見学しよう♬【新幹線誕生の町】
光町の由来もわかったところで、ついに・・・ついに・・・新幹線試験車両951形とご対面〜〜〜〜〜!!!!
きゃぁぁぁあああぁああぁあぁああぁぁぁぁぁぁああっ!!!マブい!!なんてマブいかわいこちゃんなのかしらっ♡
この子は平成3年(1991)に、公益財団法人鉄道総合技術研究所から無償譲渡され、ここに展示されるようになったんですって!
新幹線試験車両951形は2機作られ、役目を終えた後は公益財団法人鉄道総合技術研究所にて保管。残念ながらこの子の相方は、平成20年(2008)に解体されてしまったわ。
一見、営業車両初号機である0系チャンに間違えそうだけど、再三書いているように、この子は昭和44年(1969)に試験車両として開発された、新幹線試験車両951形チャン。
※初号機としては、東海道新幹線開業前の0系の試験車両1000形が先。
この子は、昭和47年(1972)2月24日に、開業前の山陽新幹線(西明石〜姫路間)で、当時の世界最高記録286キロメートルを達成したというレジェンド車両なのよっ!!
※山陽新幹線の開業は昭和47年(1972)3月15日。
ちなみに現在の新幹線の最高速度は、東北・秋田新幹線のE6系「はやぶさ」とE5系「こまち」が、時速320km/h(宇都宮〜盛岡間)。東海道新幹線はカーブが多いので、東北新幹線のが速度は出しやすいのかしらね?
筆者はガチの鉄オタではないため(ただの昭和マニアのレトロ鉄)、0系ちゃんとのビジュアルの違いはあまりよくわからず・・・
ただ、この子は東海道新幹線の試験車両ではなく、山陽新幹線の試験車両なので、そこんとこヨロシク!東海道新幹線開業前の0系の試験車両1000形は、解体されてしまいパンタグラフが大宮の鉄道博物館に残るのみなので・・・
昔の車両は客席2席に対し、1枚の広窓タイプなのが良いのよね〜。開業当時は大きな窓からの眺望もウリのひとつだったとか!この広窓のおかげで、反対側の座席からも富士山を見ることができたんですって〜。
今みたいに高い建物や高架なども少なかっただろうし、景色もより一層楽しめたんだろうな〜。
後ろの連結部分も萌えるわ〜。
【新幹線試験車両951形】車内は大人も子供も楽しめる「新幹線資料館」に!【国分寺市光町】
そして、この951形チャン、な、なんと!車内に入ることもできちゃうのよん♬
車内は大人も子供も楽しめちゃう「新幹線資料館」になっているのっ!しかも無料で入れちゃうわよっ☆
あぁ、このドアから入っていく感じ、無性にドキドキしちゃうわよネ♡
入口を入ると、すぐに運転席の扉があり、中に入る事ができちゃうの!
この日は土曜日だった事もあり、こどもたちが楽しそうに遊んでいたわ。
何十年も昔の昭和の時代に活躍した列車が、ナウなキッズたちにも愛され、親しまれていると考えると、レトロ鉄としてはなんとも言えない感動に襲われるわよね〜。
大人になっても鉄道に敬意を持ち、鉄道を愛する立派な鉄道好きになってくれる事を願うわ。(間違っても鉄道会社や乗客・近隣住民に迷惑をかける鉄オタにはならないでね・・・)
な〜んて、子どもたちの明るい未来を願いながら、車内をみていきましょ♬
車内にはデデンと新幹線の座席が鎮座。
ただこれ、東海道・山陽新幹線のもではなく、主に上越新幹線で活躍し、惜しまれつつ2021年に引退したE4系のもの!!(2階建て新幹線”MAX”として活躍。)
「MAXとき」と「MAXたにがわ」が引退した今、この座席もかなり貴重なものとなっているわね・・・
昭和47年(1972)2月24日に、西明石〜姫路間で当時の世界最高速度286km/hを達成した際の、記念プレートが展示されてるわ。
951形の後継の新幹線試験車両961形が、昭和54年(1979)12月7日に東北新幹線内で、当時の世界最高速度319km/hを達成した時のプレートも展示。
続々と世界新を更新してゆく新幹線の歴史に、ゾクゾクしちゃうわネ!
イロイロ貴重なものが展示されているんだけど、パネル展示はアップデートされてないのも見どころ(笑)
「日本の新幹線」と題しているわりに、最近開業した西九州新幹線は勿論、九州新幹線や北陸新幹線、盛岡から先の東北新幹線や秋田新幹線、北海道新幹線の表示がないわよ。
でもなつかしの「あおば」の写真が掲載され、0系・100系・200系・400系と、レトロファンには萌える写真ばかりだわ♡
新幹線年表も平成6年(1994)で終わっている・・・28年前で時が止まっているじゃない(笑)
こちらの「新幹線のあゆみ」は平成5年(1993)で時が止まっているわ。
だが、コレが良い!新幹線試験車両951形ということを抜きにしても、この時が止まったような無性にレトロな感じが、レトロマニアにはたまらなく萌えポイント。
人も沢山来ているし全然寂れてた場所じゃないのに、この時が止まったレトロ感は、鉄道好きじゃなくてもレトロ好きなら楽しめるカモ?
飾ってある鉄道模型もめっちゃレトロ!!!!
ただ、国分寺市では「新幹線リフレッシュ事業」として、951形を長期に渡り保存するための事業を行っているわ。最近一部費用をクラウドファンディングで募り成功していたので、近々このレトロ展示もリニューアルするかもしれないわネ。
まぁ、新幹線試験車両951形チャンが、末永く保存されるのは喜ばしいことよネ!
【国分寺市光町】新幹線試験車両951形に会いに行こう!【新幹線資料館】
今回は新幹線誕生の町・東京都国分寺市光町に展示されている、新幹線試験車両951形に会いに行ってきた様子をお伝えしたわ。
今もなお発展し続ける日本の鉄道。そんな歴史の一部を作った新幹線試験車両951形は、とっても貴重な昭和遺産よネ!
貴重な車体や「新幹線資料館」のレトロな展示は、日頃お世話になっている鉄道に感謝の気持ちが湧いてくることうけあいよ!
ぜひ皆様も鉄道の発展に寄与した、新幹線試験車両951形に会いに行ってみてネ!
【国分寺市光町】新幹線試験車両951形・場所【新幹線資料館】
〒185-0034 東京都国分寺市光町1丁目46−8
JR中央線 国立駅北口から徒歩9分
「新幹線資料館」開館時間:9時00分~17時00分(月曜定休日)
館内無料
コメント
初めまして。m(_ _)m 偶然知りました。なかなか良く纏まっていて、面白かったです。私も行きたくなりました。あの童謡「はしれちょうとっきゅう」をプロ歌手の方がステージにかけてもおかしくはないヴァージョンにリメイクした立場(本当なんです!信じて下さい!まぁ「世間様に向けての発表」は未だにしていませんが…)としては「これは是非とも行かなくては!」という感じですね…(^_^;)
コメントありがとうございます。
なかなか素敵な場所なのでぜひ951形に会いに行ってみてください!