いまではすっかり定番のスイーツである「いちご大福」。
少々酸味のあるいちごと上品で甘いあんこを、もっちもちの大福で包んだいちご大福は、老若男女に愛されるスイーツよネ。
でもよくよく考えてみると、かわいい果物の代表であるいちごを、渋いお菓子代表の大福で包んでしまうなんて、かなり大胆で斬新な発想じゃない?
そんな大胆で斬新なスイーツ「いちご大福」の発祥のお店が、東京都新宿区にある「大角玉屋」。
今回は「いちご大福」発祥の店「大角玉屋」の「元祖いちご大福」のご紹介よ。
【元祖】いちご大福発祥の店「大角玉屋」へゆく。
いちご大福発祥の店「大角玉屋 本店」は、都営新宿線曙橋駅のA2出口を降りてすぐの「あけぼのばし通り商店街」の中にあるわ。
余談だけど、この「あけぼのばし通り商店街」は、旧フジテレビ本社があったすぐ近く。(フジテレビは平成9年(1997)にお台場に移転。)
旧フジテレビ本社の姿は消えてしまっても、「あけぼのばし通り商店街」の中には当時を思わせる、案内碑が今でも健在。
昔はナウなヤングに支持されていたフジテレビのお膝元で、新しいスイーツ「いちご大福」が誕生したというのも、少々感慨深いわネ。
そしてフジテレビの案内碑のわりとすぐそばに、「大角玉屋 本店」はお店を構えているわ。
曙橋のお店は”本店”で、ここ以外にも”四谷店”・”銀座店”・”東京駅店”があるわ。
【元祖】いちご大福発祥の店「大角玉屋」・「いちご大福」の歴史
ここで少し「大角玉屋」の「いちご大福」の歴史をみていきましょ!
時はバブルの真っ只中の昭和60年(1985)。「大角玉屋」の三代目店主が、日本で初めて『元祖いちご豆大福』の製造と販売を始める。
ショートケーキのいちごをヒントに、『元祖いちご豆大福』を思いついたんですって!んん〜ん、大胆かつ斬新な発想!
やはり当時の人々は、その斬新なスイーツに驚き、たちまち「いちご大福」は一大ムーブメントを巻き起こしたわ。その後は各地で「いちご大福」が作られるようになっていったの。
ブームの加速度は凄まじく、「いちご大福」のおかげで和菓子店の売上が3割も伸びたんですって!
そしてついに、あのグルメ漫画の雄「美味しんぼ」でも「いちご大福」が取り上げられ、一気に市民権を得る定番スイーツへと成り上がっていったわ。
諸説ある「いちご大福」発祥の店
「いちご大福」の発祥には諸説あるみたい。
筆者はてっきり「大角玉屋」が「いちご大福」の元祖だと思っていたんだけど、知れべてみたら”発祥の地”と言われるお店がいくつかあったわ。
以下ウィキペディア先生の引用を載せておくわネ。
引用:Wikipedia「元祖」を名乗る和菓子屋は、東京都新宿区住吉町「大角玉屋」(商品名は「いちご豆大福」[1])、東京都板橋区「一不二」、群馬県前橋市「金内屋」、三重県津市「とらや本家」、三重県伊賀市「欣榮堂」、滋賀県大津市「松田常盤堂」など多数存在するが、昭和後期になって登場した新しい商品であることは間違いない。
筆者は「大角玉屋」のものしか食べた事がないので、いつか”元祖”と言われるお店の「いちご大福」を食べ比べてみたいわネ!
しかし残念な事に板橋区の「一不二」は既に閉店してしまったみたい・・・
【元祖】いちご大福発祥の店「大角玉屋」の『元祖いちご豆大福』
さぁそれでは、早速いちご大福発祥の店「大角玉屋」の『元祖いちご豆大福』を食べていきましょ〜。
『元祖いちご豆大福』には贈答に便利な箱入りも売っているけど、今回筆者は自宅で楽しむため一個単位で購入。
おおおおぉおおおぉおぉぉぉぉおおおおおぉ〜〜〜〜!!!!掛け紙にもしっかり『元祖いちご豆大福』の文字が。
発祥の店としてのプライドと心意気が感じられるわ。
掛紙を取るとこんな感じ。
『いちご豆大福』の他にもお菓子を買っているけど、まずは『いちご豆大福』を見ていきましょ☆
左のピンクが「こしあん」、右の白が「つぶあん」の『元祖いちご豆大福』よ。お値段はそれぞれ一個¥324。
商品名の通り、「大角玉屋」の「いちご大福」は豆大福の中にいちごが入ったもの。
そして素材にもこだわっていて、小豆は北海道産特選小豆「雅」、砂糖は白双糖、米は宮城県産「みやこがね」特選米、そこに使う水は「秩父山水」を使用しているんですって!
こちらは「つぶあん」の『元祖いちご豆大福』。
ででんと入ったいちごが何とも贅沢。いちごの甘酸っぱさと、つぶあんの上品な甘みが絶妙で絶品の美味しさ♡
また「豆大福」のため、豆の食感も楽しめるのが嬉しいのよネ♡
そしてこちらは「こしあん」の『元祖いちご豆大福』。
もっちもちの大福と、甘酸っぱいいちご、上品なこしあんのバランスが神がかっているわ。
「大角玉屋」の『元祖いちご豆大福』は、老若男女に喜ばれるスイーツなので、ちょっとしたお持たせや、東京土産なんかにもオススメよ☆
『元祖いちご豆大福』だけじゃない!『トラさんのバナナ』
そして「大角玉屋」のオススメは『元祖いちご豆大福』だけじゃないわ。
筆者のオススメはこちら「トラさんのバナナ」(¥270)よ。
トラ模様の皮に白あんとバナナが入った、こちらも『いちご豆大福』と同様に大胆で斬新な一品。
そしてなんと「トラさんのバナナ」は、切り落としも販売しているわ。
こうい切り落としって、なんだかテンション上がるのよね〜♡
中はこんな感じ。
こちらも上品な甘みの白あんとバナナがマッチした絶品スイーツよ。食べごたえもあるので、お腹も大満足しちゃうんだからっ!
渋いお茶がよく合うのよネ〜。
ちなみに、今回正月明けに伺ったため、寿まんじゅうをいただいちゃったわ☆
こいつは春から縁起がいいわね♡
【いちご大福発祥の店】「大角玉屋」の場所詳細
「大角玉屋 本店」
〒162-0065 東京都新宿区住吉町8−25
営業時間:月〜土曜日、9時00分~19時30分
日曜日、9時00分~18時30分
「大角玉屋 四谷店」
〒160-0004 東京都新宿区四谷3丁目6
営業時間:9時00分~19時30分
「大角玉屋 銀座店」
〒100-0006 東京都中央区銀座西3−1 銀座INZ1
営業時間:10時00分~20時00分
「大角玉屋 東京駅店」
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目9−1 JR 東京駅
営業時間:11時00分~19時00分
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