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【赤線】「ちびまる子ちゃん」の聖地・旧清水市旭町の赤線跡と近隣を歩く【色街】

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【赤線】「ちびまる子ちゃん」の聖地・旧清水市旭町の赤線跡と近隣を歩く【色街】
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昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町
清水駅にあるさくらももこ先生とエスパルスのパネル

筆者が昭和マニアになったきっかけはいくつかあれど、そのひとつに「ちびまる子ちゃん」の影響があったといっても過言ではない。

そんな筆者にとって、作者のさくらももこ先生の故郷・静岡市清水区は憧れの聖地。

いつかは行きたい行きたいと思っていたのだけど、この度ついに清水に上陸。今回は思う存分さくら先生の聖地巡礼をしようじゃないかっ!!

と、いうことなんだけど、やっぱりここ清水にもあるわけですよ、かつての赤線跡が。一応赤線跡を巡ることもライフワーク(なのか?)としている筆者としては、これは見逃すわけにはいかない。

ということで、さくら先生の聖地巡礼のついでに(といってはなんだけど)、清水の赤線跡もブラブラしてきたわ。

ただ今回資料もなく、時間もなく、さくら先生に気を取られすぎていたため、結構薄い内容になってしまったのでご了承ください・・・・

ちなみに平成の大合併の影響で2003年に清水市は静岡市に吸収され、現在は清水区となってしまった。なんかね〜これはちょっとショックだったのよね、「ちびまる子ちゃん」を読んで育ったものとしては、やっぱり清水市のがしっくりくるのよ・・・・(余談)

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【旧清水市旭町】赤線跡の場所と歴史

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

かつて赤線があった場所は、現在の静岡市清水区旭町。(赤枠のところ)

元々宿場町だった清水には、旭町以前に旧東海道沿いの江尻宿近辺に大曲遊郭という色街が存在していた。

大曲遊郭は昭和20年(1945)7月7日の清水空襲では被災を免れ、戦後はそのまま赤線に移行していったみたい。と、同時に、旭町にも赤線が発生していき色街を形成していったのだとか。

大曲遊郭がいつごろまで赤線として営業していたのかはわからなかったんだけど(売春防止法が施行されるまではやってたのかしら?)、現在はこれといった遺構もないようで完全なる閑静な住宅街となっているよう。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町
1945〜50年ごろの旭町の航空地図、よくわからん・・・(国土地理院航空地図より)

昭和33年(1958)の売春防止法施行に伴い赤線は廃止され、大曲遊郭は住宅街に姿を変えたものの、旭町はそのまま大人の夜のお店の町として営業を続けていった。当時は40件ほどのお店が軒を連ねていたのだそう。

そして今でも旭町は清水最大の飲み屋街として機能している。

ちなみに旭町といえば、金嬉老事件の舞台となった場所でもある。

昭和43年(1968)2月20日に旭町にあるクラブ「みんすく」で暴力団員2人をライフルで乱射し殺害、翌日、寸又峡温泉の「ふじみや旅館」で経営者と宿泊客ら13人を銃で脅し、人質にとって籠城したこの事件、正直筆者は寸又峡温泉のイメージが強すぎて、金嬉老が清水育ちで旭町から始まった事件というのを、今回はじめて知ったのよ。日々勉強ね。

金嬉老事件 - Wikipedia

あと、すごい余談だけど、ひろしとか友蔵も若い頃は旭町とか大曲遊郭に行ったのかもね。

まぁ友蔵に至っては、大曲遊郭で遊び倒していてもおかしくない年齢だし、昭和9年(1934)生まれのひろしも、売春防止法が施行されたときには24、5歳。行っててもおかしくないし、施行後にも旭町に通っていたかもしれない。あ、なんか、嫌、いや、別にいいんだけど、なんか生々しい(笑)

【旧清水市旭町】赤線跡を歩く

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

と、まぁ、いろいろ余計なことを考えつつも、赤線跡を歩いてゆきましょ。

旭町へのアクセスは新清水駅から。新清水駅はJR清水駅からは800mほど離れた場所にある静岡鉄道(通称・静鉄)の起点駅。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

新清水駅前には国道149号線が通っており、かつてはここに”静岡鉄道清水市内線”という路面電車が走っていた。

この路面電車は「ちびまる子ちゃん」の洪水の回でも描かれた、昭和49年(1974)7月7日に発生した七夕豪雨の影響で全線運休している。(洪水の回は2巻に掲載)

その後は復旧されないまま、翌・昭和50年には廃線となってしまったという悲しい歴史がある。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

そしてそんな国道から一歩入ると旭町に辿り着く。辿り着くのだけど、そこには静岡市役所 清水庁舎・清水区役所というでっかい公共施設が建っており、夜のいかがわしきお店とは一線を画している。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

市役所の近辺にはぽつりぽつりと飲み屋が連なっている。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

現役のお店ももちろんあるのだけど結構廃墟が目立ち、栄枯盛衰の儚さを感じてしまう・・・・ちびまる子ちゃんの舞台である昭和49年〜50年あたりは、まだ活気があったのだろうなぁ。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

朽ちた廃墟がものがなしい。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

ぽつぽつと色街遺構的な建物が建ち並ぶものの、先人たちの街歩きブログとかを拝見させていただき、あった建物も既に見つからなくなってしまっている。

まぁね、時は刻々と流れ、当たり前だと思ってたものも消えてなくなっちゃうものが世の常なのね、せつないけど。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

あ!でも今回絶対見たかった遺構はまだまだ健在だったわ!

こちらの建物、先人たちのブログでも度々登場しており、旭町界隈ではかなり有名なカフェー建築。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

狭い入口が2つ並び、鮮やかな豆タイルが施された外観は、いかにもな感じで感動してしまう。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

現在は一般住宅のため、こっそりと撮影・・・

豆タイルが美しく、大切に住まわれているのがわかるわネ。

【旧清水市旭町】赤線跡近くの飲み屋街「新世界」

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

そして国道149号線の小道を入ったところに現れるのが、古い飲屋街「新世界」。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

すんごい雰囲気むんむんで、昭和の怪しさが漂っている。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

この辺、住所的には旭町ではないし、国道の直ぐ側だけど、まぁ、旭町が赤線時代はなんかいろいろやってたのではなかろうか?

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

雰囲気のあるアーケード。ここに名前の書かれていないお店もあるっぽいし、一応はお店の入れ替わりも行われているのかな?

まぁ、新しい店舗が入るだけ、まだここは活気がある証拠かも?

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

ちょっとわくわくする小路。

【たかがディスコに行くだけで】さくらももこ先生の漫画にも登場したディスコ

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

ここでちょっくら旭町界隈から離れ、やってきたのは巴川沿い。

夜の街つながりで、ご紹介したいのが「ちびまる子ちゃん」の1巻に収録されている“ほのぼの劇場”「たかがディスコへ行くだけで」の舞台となったディスコ跡地へ行ってみましょ!

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

はい、それがこのビル!

残念ながら現在は廃墟となってしまっているのだけど・・・・

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

『DISCO PUB キャンディーハウス』という昭和感漂う看板がいまでも掲げられ、当時のきらびやかだった雰囲気を思わせる。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

THE昭和のビルといった風情で、漫画の舞台というだけでなく廃墟としてもかっこよすぎて感動しちゃう。

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

流石に著作権上、漫画のコマを載せるわけにはいかないけど、描かれたディスコと雰囲気がどことなく一致している。(漫画にはこんなレンガっぽい壁が描いてあったし)

いやぁ〜それにしても、“ほのぼの劇場”って大人になってから読むと、より感動しちゃうんだよね。読んだことない人は本当読んでほしい。

【旭町赤線】「ちびまる子ちゃん」の聖地・旧清水市旭町の赤線跡と近隣を歩く

昭和レトロ研究所 赤線 旧清水市旭町

はい、今回は静岡市清水市の赤線跡・旭町をぶらぶらしてきた様子をお伝えしたわ。

いやぁ〜本当、内容うっすっ!!書いてて歴史とか云々何にもわかってなじゃん、ってなっちゃった。まぁ、でも今後の課題にもなった感じ。

いやぁ〜、でも数年前の諸先輩方のブログなどを拝見させていただた感じと、実際に歩いた感じだと、やっぱり多くの建物が消え失せてしまっているように思う。

人口減少の影響もあってか、地方の歓楽街が衰退してしまっているのは悲しいわね。さくらももこ先生の「たかだディスコへ行くだけで」のディスコも閉業しちゃっているし。

昭和の赤線跡の雰囲気を味わえるのも、あと少しなのかもしれないなぁ、なんて考えてしまった散策となったわ。

赤線跡を散策する際は、近隣の方のや働くひとの迷惑にならないように、楽しく静かに、マナーを守って散策しましょう!

【清水】旧清水市旭町・赤線跡

〒424-0822 静岡県静岡市清水区

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