ある日の朝方、突然脳内で『熱海に行けばいいじゃな〜い』とのお告げが聴こえた。
熱海!?実は筆者、子供の頃に少しだけ住んでいたことがあったのよ。特に良い思い出もない場所だけど、立派なババアになったいま、子供の頃のノスタルジーに浸りたくなったのだろうか?
ともかく、お告げ(?)に従い、急いでその日の新幹線を予約。
まぁ、如何せん思い立つまま来たもんだから、全くのノープランなわけよ。
新幹線の車内でどこに行こうか思案した結果、折角なので子供の頃には行けなかった熱海を体験しよう!と思いたち、大人の熱海観光の定番「秘宝館」に行くことを決意。
昭和感漂う秘宝館は、まさにムフフな大人の昭和レトロスポットだったわヨ♡
【熱海秘宝館】アクセス方法や料金
熱海秘宝館でムフフな体験をする前に、まずは場所やアクセス方法をお伝えしておくわ。
秘宝館に行くには熱海駅からバスが出ているので、7番乗り場の東海バス「熱海港・後楽園」行きに乗車し「後楽園」で下車、もしくは熱海駅から湯~遊~バスに乗車して、「マリンスパあたみ」で下車するといいわ。
ちなみに、土地勘のある筆者は徒歩で移動。だいたい30分ほどでたどり着けるのだけど、この記事を書くにあたりGoogleMapでルート検索したところ、大回りのルートが表示され、徒歩1時間27分という時間が表示されたわ。ウン十年前とはいえ住んでいて土地勘がある者ならいざ知らず、慣れない方が駅から向かう場合は、バスやタクシーを使うのがいいかもネ。
そして熱海秘宝館は八幡山という山の山頂にあるため、現地へはロープウェイで向かうことになるわ。自家用車で行く場合は山頂に駐車場があるので、そちらからアクセスすることも可能よ。
ロープウェイの料金は大人往復700円(片道400円)・こども往復400円(片道300円)。
そして熱海秘宝館はこのロープウェイの会社(アタミロープウェイ)が運営しているため、ロープウェイ+秘宝館のセット券も発売されているの。
セット券を購入すると料金は1,900円。
秘宝館単体の料金は1,700円なので、かなりお得かも。(※当然ですが、秘宝館は18歳未満は入場できないため、子供料金の設定はありませぬ。)
山頂には秘宝館だけでなく、展望台や熱海城、トリックアート博物館なんかもあるのでお子様でもロープウェイに乗車することは可能よ。(熱海城は完全なる観光城なため、由緒はない。)
【熱海秘宝館】場所・営業時間
〒413-0033 静岡県熱海市熱海1992−1 アタミロープウェイ山頂駅(八幡山駅)
営業時間:9時30分~17時30分(最終入館17時)
※年に数回ロープウェイのメンテナンスがあるため、その際は秘宝館も休業になるみたい。
【昭和レトロすぎる!】アタミロープウェイ【秘宝館行き】
いよいよ山頂の熱海秘宝館へと向かうのだけど、まずは超絶昭和の香りが立ち込めるロープウェイを堪能しましょ!
アタミロープウェイは、東京タワーが完成した昭和33年(1958)に開通。
当時はまだ熱海秘宝館は開業しておらず、ロープウェイに乗って眺望を楽しんだり、昭和34年(1959)に開城した熱海城へ行くために利用されていたわ。
当時は高度経済成長期のレジャーブームの影響で、熱海にも多くの観光客が訪れていたの。
まぁ、筆者が暮らした平成中期頃は寂れに寂れ、鄙びた温泉地といった感じだったのよね・・・そんな鄙び具合が筆者は結構好きだったりしたのだけど。
まぁでも、今の熱海はそこそこ人気スポットになったようで、ロープウェイ乗り場もナウなヤングや親子連れなど多くの観光客で賑わっていたわ。
筆者の知っている熱海とは大きく様相が変わりし、少し戸惑ってしまった・・・
でかでかと書かれた、秘宝館の文字がイカすロープウェイ乗り場。
熱海秘宝館が開館したのは昭和55年(1980)。このデカデカと書かれた秘宝館の文字が、いつ頃書かれたものかは分からないけど(筆者が暮らした時期には既に書かれていた)、80年代あたりからバブルの時期には社員旅行客も多かった熱海。
大人の観光スポットである秘宝館は、社員旅行客へのアピールでもあったのかしら?
色褪せた看板も素敵。
お金のかかっていそうな豪華な建物の構造やデザインが、当時の景気の良さを感じさせるわ。
窓にあしらわれたお花の柄もキュート♡
”大人のためのおとぎの国、貴方を魅惑の世界へといざないます”
となんともムフフなキャッチコピーと共に、しっかり熱海秘宝館の案内も掲示。
エロスポット(?)ってもっと秘めるものなのに、ここまで明るくアピールする秘宝館って、よくよく考えたら凄いポップな存在よネ。
秘宝館カーまであるし。
ちなみに、ロープウェイ乗り場前も昭和の雰囲気満点。
ノスタルジックな景色でよいわよネ。
そしてロープウェイ乗り場の中には、レトロなゲームコーナーも設置。
外観を堪能したら、いざロープウェイとご対面!
ロープウェイもしっかり昭和の面影が残り、すっごくレトロ♡
アタミロープウェイは全長273m、高低差96mで乗車時間は3分ほど。10分間隔で運転しており、写真には人が写らないようにしているものの、平日にも関わらず沢山の待人たちで溢れていたわ。
変に平成時代の熱海を知っているため、改めてこんなに観光客がいることにビックリ。熱海秘宝館なんてB級スポットと認知していたけど、こんなに人で溢れているなんてもはやA級スポット・・・(まぁみんなが秘宝館に行くとは限らないけど。)
車内も人でいっぱいなので撮影はできないけど、”大阪車輌工業 昭和57年”のプレートを発見。
大阪車輌工業様は多くの鉄道車両を作る会社で、昭和57年製造のロープウェイに出会えたことに感激よ。
そんなレトロ車両に乗って、いざ山頂へと出発〜〜〜〜〜っ!!
この日はあいにくの雨だけど、晴れた日には熱海の町が一望でき、絶景が堪能できるわ。筆者はこのロープウェイに乗ったのは初めてだけど、山から見る熱海の町が結構美しいことは知っている。
それにしても、車内はナウなヤングのグループやアベック、親子連れなどで賑わい、一人旅人は筆者のみ。
皆さん車内でバシャバシャ写真を撮りまくっていたので、どこぞのSNSに怪しい女がひとり写り込んでいたら、それは筆者の可能性大・・・
そして、そんな賑わう車内に少し気後れしながらも、ロープウェイは山頂に到着!
さぁ、いざ秘宝館へゆくわよっ〜〜〜〜!!!
【熱海秘宝館】絶景の道のり
ロープウェイを降りて、秘宝館へゆく前に現れるのが、「あいじょう岬」なるスポット。
秘宝館と掛けているのか?オブジェもどことなく卑猥な感じがする(笑)
一応、開運・招福・縁結び的なスポットになっているらしく、柵に掛かっている絵馬は、熱海屈指のパワースポット・來宮神社で毎年護摩焚きをして納めているらしいわ。
SNS用映えスポットも完備。この日は雨のため皆スルーしてたわ。
かろうじて初島は見えたけど、たぶん晴れていたら伊豆大島も見えると思う。
眼下には熱海屈指の人気レトロホテル「ニューアカオ」が。
折角だからニューアカオに泊まりたかったんだけど、宿泊サイトを見たら4万ぐらいしたのよね・・・(当日予約だから?)そんなに高いだなんて、めっちゃ高級ホテルだったのね、ニューアカオ・・・(勿論宿泊まるのは諦めた。)
【熱海秘宝館】いざムフフな昭和スポットへ!【撮影禁止】
では、景色を堪能したところで、いざ熱海秘宝館へ突入!
秘宝館が入る建物も昭和感バリバリで萌えるわ。
そしてこんな張り紙も。
どっちの息子のこと!?(両方?)
な〜んてことを思いながら、秘宝館の入口に到着!
エロスを表現した柱に、秘宝館の意気込みを感じざるを得ない。
そして残念なことがひとつ、熱海秘宝館の内部は撮影禁止よ。
まぁ、秘宝とは秘めたるお宝、そう安安と写真や動画を撮らせてたまるもんですかといった所よね。(まぁ撮影しても映せないもんばっかりだけど。)
バシャバシャ入口付近の写真を撮りまくる筆者に、受付のおじさんからも「撮影は入口までだからね〜中は撮れないよ!」との案内があったわ。
まぁ、散々撮影禁止と言っても、平気で撮影してSNSとかにアップする不届き者もいるからね、辟易するよね。
写真や昭和スポットを愛する筆者は、ルールを守り撮影できる範囲で撮影するわ。
少しでも筆者の写真で熱海秘宝館の素晴らしさが伝わったら幸いよ。
入口では、セクシーな人魚姉さんがお出迎え。
ブログにアップしたら、Google様から『不適切な画像が写ってます、修正して下さい。』的な忠告が来そうな亀。
以前筆者は大福を半分に切った写真が不適切と判断され、Google様から忠告きたことがある。はたしてこの写真は載せても大丈夫だろうか?でも一応ただの亀だし・・・・(忠告きたらモザイクかけます。)
受付の上部には四十八手を模した壁画が・・・
そして壁にも壁画。
そしてその上には、額に入れられた赤塚不二夫先生のサインが大切に飾られていたわ。
そりゃ〜入れるよ、赤塚先生のサインは、額に!
そして向かいの壁には、色違いの壁画。
その横には有名人のサインがたくさん。
ダウンタウンや爆笑問題、具志堅用高さんなど芸人さんのサインが多いけど(注:具志堅氏は元プロボクサーです)、その中に松井秀喜さんのサインがあるのが意外だったわ。何の撮影で来たの!?
そしてやっぱりあった、MJのサイン。
個人的にコレも額に入れたい。
そしてサインと共に秘宝館グッズも展示。
Tシャツやトートバックほしいけど・・・使いづらい!!!
こちらは駐車場からの秘宝館への入口。
ここでもセクシー人魚姉さんがお出迎え。
こちらは秘宝館の出口。
扉に描かれたモチーフ、載せて大丈夫だろうか?まぁ、ただの模様だし・・・
熱海秘宝館の館内
写真はないけど、ここで少し館内のご案内を。
秘宝館は入口が3階にあり、出口が1階という構成になっているわ。
展示内容は以下の通り。
★3階 ★ 白蛇神社 おみくじ堂 熱海砦と秘宝御殿 浮世絵コーナー 四十八手フィギュア コレクション クジラの性器 シーサイドマンション秘宝館 ベリーダンサー マル秘3D 幻想ミラー 飛び出すヒップ モンロー 変身画廊 ★2階★ 海辺の恋人 熱海の貴婦人 貫一お宮 熱海の花火 温泉芸者 新説浦島太郎 フレンチポンポン 恵比寿鯛釣り おサスリ弁天 珍木馬 ラブラブサイクリング コスモロード 魔女のシーツ 秘密の昼下がり ★1階 ★ あなた好みのパートナー バイビータウン 珍説一寸法師 ゲームコーナー 売店
とんでも系のポップな展示も多く、昭和のエロスを存分に楽しめるのは勿論、江戸時代の道具なども展示され、博物館としても結構貴重だったりする。
まぁ、皆さん友達同士やアベックで来ている人がほとんどで、ひとりで見学しているのは筆者だけ。アベックがまじまじと春画を見ている横で、負けずに真剣に鑑賞する女ぼっちの様子は、自分でもシュールな気がしたわ・・・
【熱海秘宝館】グッズを買う。
秘宝館を堪能した後、山頂のロープウェイ乗り場横にある「うみそらテラス」なるカフェへやって来ましたヨ。
ここでは、秘宝館グッズを入手ですることができるわよん♬(グッズといっても健全なもの。)
とにかく寒いのでホットコーヒーと共に、熱海秘宝館バッチ(1個200円)を購入。
レトロポップな感じがキュートじゃない!?(まぁ使いづらいけど・・・)
余談ですが、この後熱海城へも行くつもりだったのだけど、あまりの寒さに断念。住んでいたときは観光城のため興味もなかったけど、熱海城も昭和を堪能出来そうで楽しそうよネ。
【昭和レトロスポット】熱海秘宝館へゆこう!
はい、今回は昭和の残り香がビンビンの、熱海秘宝館へ行ってきた様子をお伝えしたわ。
子供の頃に体験できなかった、秘宝館及びロープウェイは最高の昭和スポットだったわヨ♡
謎のお告げにより導かれるようにやってきた熱海、きっと熱海行きは昭和を愛する筆者への、昭和神からのお告げだったのかも知れないわ。
筆者の知る鄙びた様子は薄れ、人々で賑わうようになった秘宝館。ぜひ皆様も熱海観光のプランに入れてみてはいかがかしら?
(※お告げだなんだと言っていますが、変な宗教やコミュニティには属しておりませぬ。また興味もないのでご安心下さい。)
おまけ・・・秘宝館周り・熱海の漁港の風景
ロープウェイ乗り場の前の漁港に積まれた、浜焼きに使われた貝。
漁港の風景は、懐かしくってノスタルジックな気分になる。
ロープに埋もれた漁船も良い。
山頂にあったレトロゲーム機。昭和の残り香を感じる。
コメント
熱海秘宝館ですが夏休みや春休みでも休まず営業していますがしかしながら年末年始は営業していますか教えてくださいお待ちしてます、