ある日の朝方、突然脳内で『熱海に行けばいいじゃな〜い』とのお告げが聴こえた。
熱海!?実は筆者、子供の頃に少しだけ住んでいたことがあったのよ。特に良い思い出もない場所だけど、立派なババアになったいま、子供の頃のノスタルジーに浸りたくなったのだろうか?
ともかく、お告げ(?)に従い、急いでその日の新幹線を予約。
まぁ、如何せん思い立つまま来たもんだから、全くのノープランなわけ。
でもそんなノープランの中、子供の頃から一度行ってみたいと思っていた場所のことをふと思い出したわ。
その場所は熱海駅前にある、「レストラン フルヤ」。昨今では昭和レトロな佇まいがSNS民にも人気があるようで、熱海のレトロスポットとして注目されているようね。
筆者も子供の頃から、「レストラン フルヤ」のレトロポップで可愛い佇まいの虜になり、入ってみたいと常々思っていたのよ。
まぁ子供がひとりで入るわけにもいかないし、観光客が入るイメージがあるからか、親も連れて行ってはくれなかったわ。
ここは長年の夢を叶えるため、「レストラン フルヤ」には行っておかなければ!と思い立ち、早速足を運んできたわヨ。
そして、なんと今回はお店の方のご厚意により、現在は使われていない2階の客席も撮影させてもらうことができたの!
昭和レトロで素敵な店内を、思う存分堪能してきたわヨ♡
【熱海】昭和レトロな喫茶店「レストラン フルヤ」の外観
熱海に来たことがある人であれば、おそらく一度は目にしたことがあるであろう「レストラン フルヤ」。
アーチ型のポップな庇や、ミッドセンチュリーを思わせるレトロな食品サンプル棚など、昭和の魅力が溢れる外観は、見たものを一瞬で虜にさせる。
子供の筆者も可愛らしいその外観に、常々うっとりしていたものよ。
レトロポップな庇がかかった入口は全面ガラス張りとなっていて、とっても開放感があり清々しい雰囲気。
チラ見えする店内の様子からも昭和の面影がただよい、ドキドキしてしまうのよネ♡
そして超絶イカした食品サンプル棚も、当時から全く変わっていない♡
筆者が昭和マニアになって理由はいくつかあれど、もしかしたら子供の頃に昭和の面影が色濃く残る熱海で少しだけでも過ごしたことが影響しているのかも・・・なんて、ふと思ってしまった。
でた~!!!静岡県ではお馴染み「TOMIYACOFFEE」の看板っ!!!!
「TOMIYACOFFEE」は沼津に本社を構える会社で、静岡県内(とはいっても東部エリアしか知らないけど)では本当によく見るのよ。まぁ〜東京では見ないよね。
この「TOMIYACOFFEE」の看板も、可愛くって好きだったのよ〜♡
【熱海】昭和レトロな喫茶店「レストラン フルヤ」の店内
懐かしい外観に感動しつつ、長年の夢を叶えるため、いざ店内へ突入!!!
うわぁぁぁぁぁああぁぁ〜〜〜〜〜♡なんてレトロなの♡
外からチラ見えしていたとはいえ、中に入ったらあまりの昭和でレトロポップな内装に、感嘆の声を上げそうになってしまった♡(他のお客さんがいたから抑えたけどね・・・)
嗚呼・・・・この夢のような螺旋階段、なんて素敵なのっ♡
高度経済成長期のゴージャスな内装は、見ているだけで気分が高揚してしまう。
それもそのはずで、なんと「レストラン フルヤ」が開業したのは昭和30年(1955)。も〜これは、レジェンドといっていいほどの歴史を誇っているわよネ!
筆者が暮らした平成中期頃の熱海は、寂れに寂れ鄙びた温泉街といった雰囲気だったけど(そこが好きだったけど)、「レストラン フルヤ」が出来た昭和30年代は、観光客で賑わっている時代だったわ。
まぁ、最近の熱海は観光産業が盛り返し多くの人が訪れているため、なまじ昔の熱海を知る筆者は、その様相の変化にかなりビックリしている。
そんな熱海の栄枯盛衰からの起死回生を「レストラン フルヤ」は、駅前のこの地でずっと見守ってきた思うと感慨深いわよネ。
現在使われていない2階へと向かう螺旋階段の入口には、昭和感満載のパーテーションが置かれている。そこに掛かったグッズも可愛すぎる♡
そしてその隣にある、コカコーラの瓶自販機も貴重すぎ!!!
そして〜吹き抜けの明るい天井は、ゴージャスさとポップさを兼ねそなえ、最高に昭和チック♡
どこを見ても素敵すぎて、写真をいっぱい撮ってしまう。
あああっ♡このライトも愛おしいほど、昭和レトロ♡
1階は4人がけ席が4組とこじんまりとしており、筆者が入店すると既に3席が埋まっていたわ。
お客さんが捌けると、すぐに別のお客さんが入ってくるという回転率の良さだっため、他のお客さんの迷惑にならないよう、1階の写真はちょっと少なめ。
「レストラン フルヤ」使われなくなった2階を撮影!
そして今回、撮影許可を頂いた際にお店の方のご厚意により、現在は使われなくなった2階のお写真も撮らせてもらえることに!!
お店の方に2階はもう使わないのか伺ったところ、「コロナになってから、パーテーションを設置するのも大変で使わなくなってしまった。」と仰っていたわ。
コロナめ!コロナ関係で営業形態が変わってしまったお店って、本当に多いのよね〜。
な〜んて、コロナに辟易しながらも、2階の階段を上がる。
あ〜ドキドキしてしまう。現在は使っていない場所に潜入し、写真を撮らせてもらえるって、本当に有り難いことよネ。
一歩ずつ階段を踏みしめながら、2階に歩を進める。
敷かれた赤い絨毯も、昭和のゴージャスさがあり萌えるわ♡
上から望む螺旋階段、なんて美しいの♡
そして2階に到着!
おおおおおぃいいおおおおっ!!!1階に負けず劣らずゴージャスさとポップさを兼ね備えた店内。
清く正しい昭和の観光地のレストランといった風情で、高度経済成長期の繁栄していた姿が目に浮かぶわ。
凹凸のある壁やレトロな壁紙が、瀟洒でセンスの良さを感じる。
豆タイルが施されたちょっとしたスペースも、趣がありキラリと光る。
大きく取られた窓からは、数年前に改装され、すっかり綺麗になった熱海駅が見渡せる。
この客席はそんな熱海駅が変化する様子をずっと、変わらずに見守ってきたのだろうなぁ。
そして沢山の観光客たちが、ここで幾つもの物語を紡いできたのだろうなぁ・・・・
な〜んて、ちょっぴりセンチメンタルな気持ちになりつつ、1階を覗き見。
上から覗くと、1階に居た時とはまた別の素敵さがあるわよネ♡
所々にあしらわれた造花も、昭和の面影を感じグッときちゃう。
2階から見るレトロなライトも、迫力がありまた違った顔を覗かせる。
そしてこの角度から見るポップな庇も、趣があってイカすわよネ♡
【熱海】昭和レトロな喫茶店「レストラン フルヤ」のクリームソーダ
はい、そして昭和の面影が残る店内を堪能したら、クリームソーダ(600円)をいただきます♡
本当はオムライスやナポリタンなど「レストラン フルヤ」自慢の洋食も食べたかったのだけど、閉店時間が近かったこともあり、ドリンクしかオーダーを受けてなかったのよね・・・
すんごく残念なんだけど、SNSのバズリストや人気ブロガーならいざ知らず、どこの馬の骨とも分からない筆者に、クリームソーダ1杯で2階まで撮影させてくれるお店の方に感謝しかないわよ。
しかも熱海って観光地価格のお店が多い中、駅前のこの立地でクリームソーダが600円って安くない!?
そしてクリームソーダのお味も、勿の論でバッチグーよ♡
濃いめのメロンソーダとさっぱりとしたバニラアイスが、正統派な昭和のクリームソーダを思わせ、ノスタルジックな気分へと誘ってくれる。
真っ赤なさくらんぼがちょこんと乗ったクリームソーダは、どこか特別で幼い頃の楽しい記憶が蘇ってくる気がするわ。
「レストラン フルヤ」に入るという長年の夢が、想像以上に素敵なカタチで叶い、本当に感無量。そして自分が想像していた以上に、昭和の面影が残る店内に感動してしまったわ♡
【熱海】昭和レトロな喫茶店「レストラン フルヤ」で素敵なレトロ体験♬
今回は熱海駅前にある、人気の昭和レトロスポット「レストラン フルヤ」に行ってきた様子をお伝えしたわ。
子供の頃から憧れていた、店内を思う存分堪能できて大大大満足♡
思いつきで熱海に来てみたけど、憧れの「レストラン フルヤ」で、今は使われなくなった2階の客席まで撮影させていただけるなんて、今回のお告げ(?)は昭和を愛する筆者に、昭和神からの教示だったのかもしれないわネ♡
レトロスポットとして知名度が高いだけあり、素敵な昭和体験がきる「レストラン フルヤ」。皆さんもぜひ熱海旅行のプランに加えてみては?
筆者は次回来るときは、もう少し早めに伺って自慢の洋食を堪能したわ♡
【熱海】昭和レトロな喫茶店「レストラン フルヤ」場所・詳細
〒413-0011 静岡県熱海市田原本町8−9
熱海駅から徒歩1分
営業時間:11時00分~17時00分(営業日や営業時間は状況により変更となる可能性あり。)
店内禁煙
レトロな外観があしらわらた、素敵な名刺(?)ももらっちゃった♬
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