ジブリ映画に出てくる食べ物って、どれもシンプルなのにとっても魅力的な物が多くない?
今回はそんな魅力的なジブリ飯の中でも、とびきり昭和を感じる一品、「となりのトトロ」のさつきちゃんの弁当を再現してみたわ。
「となりのトトロ」の時代背景を考えながらさつきちゃんの弁当を作ってみたら、現代社会の便利さにコレまで以上に感謝したくなっちゃった。
【スタジオジブリ】「となりのトトロ」の時代背景
「となりのトトロ」はスタジオジブリ制作/宮崎駿監督の長編アニメーション映画。昭和63年(1988)4月16日に同じくスタジオジブリ作品の「火垂るの墓」と同時上映されているわ。
上映から35年近くたつにも関わらず、日本テレビの金曜ロードショーでは毎年放送され、そのたびに高視聴率を叩き出すというおばけ映画よ。
そして今回さつきちゃんの弁当を再現するにあたり、覚えておきたいのが「となりのトトロ」の時代背景。「となりのトトロ」の時代背景は諸説あれど、昭和28年(1953)と言われているわ。制作時には昭和30年代の前半をモチーフにしていたようだけど、後に宮崎駿監督が「テレビのない時代」「1953年想定して作った」などと述べているの。
ということで今回は戦後の昭和28年という時代に思いを馳せながら、さつきちゃんの弁当を再現してみましょう!
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【となりのトトロ】さつきちゃんの弁当を再現!【ジブリ飯】
さぁそれではいよいよ「さつきちゃんの弁当」を再現していきましょ〜☆
念のため説明すると「さつきちゃんの弁当」とは、「となりのトトロ」の登場人物であるさつきちゃんが、お父さんと妹のメイちゃん、そして自分用に作った弁当のことネ。
弁当の画像も載せたいんだけど、さすがに著作権上載せるわけにもいかないので、筆者作のつたないイラストを載せておくわ・・・本っ当〜に分かりづらくて申し訳ないんですが、お絵描きツールという文明の利器を持たない筆者が、マウスひとつで頑張って描いたのよ・・・これでも・・・
【となりのトトロ】さつきちゃんの弁当の材料は?【ジブリ飯】
ではまずは「さつきちゃんの弁当」に必要な材料を用意しましょう。
- 魚
- 桜でんぶ
- うぐいす豆
- 梅干し
必要なおかずとしては、この4種類を用意。写真は撮り忘れたけど、当然白米も必要なので必ず用意しておいてネ。
魚にあまり詳しくない筆者は「さつきちゃんの弁当」の魚が何なのか、皆目検討がつかなかったため、近所のスーパーで安売りしていたししゃもを購入。
ん〜でも作中の魚はめざしっぽいのよね・・・時代的にも勿論冷蔵庫はないし、トトロの舞台が所沢近辺とも言われているのを考えると、魚は日持ちがする干物が使われている可能性が高い。もしかすると何らかの川魚の可能性もあるわね。
そして続いてはピンクのアレ、桜でんぶよ。
桜でんぶとはタラなどの白身魚を蒸して、醤油・砂糖・酒で煮て食紅でピンクに色づけたもの。まぁ魚のそぼろ的なやつね。
東急ストアで購入したら「寿司でんぶ」という名称になっていたけど、まぁ同じものなので今回はコチラを購入。筆者は手軽に市販品を購入していますが、当時は市販品が流通していないため、作中の桜でんぶは佃煮屋さんで購入したか、自宅で作ったものでしょう。
いずれにしても桜でんぶは日持ちもするし、作り置きもできるので忙しい朝のお弁当作りには強い味方ネ。
そして続いてのおかずはうぐいす豆。食卓の味方フジッコのおまめさん「うぐいす豆」を購入。
食卓に革命を起こした”フジッコのおまめさん ”が発売されたのが、昭和51年(1976)。作中の昭和28年当時はフジッコおまめさんは存在せず、おそらく自宅で煮たものでしょうね。
ただ煮豆も作り置きができる為、忙しい朝のお弁当作りにはもってこいの食材よね!
余談ですが、先人たちの努力と研究のおかげで、手軽においしい煮豆が食べれるようになったんですもの、フジッコには感謝しかないわよね。筆者は子供の頃からフジッコのおまめさんシリーズが大好きで、おやつによく食べるわ。
そして最後に梅干しを用意。こちらも筆者は市販品を使っているけど、「さつきちゃんの弁当」に入っている梅干しは自家製のものでしょう。
こうやって食材を集めてみて思ったけど、桜でんぶ・煮豆・梅干しは作り置きができる為、忙しい朝のお弁当作りには効率のよい食材ばかり!わずか12歳のさつきちゃんが(当初は10歳の設定だったが、あまりにしっかりしている為12歳に変更になったらしい。)効率の良い食材で、彩りも良くあんなに美味しそうな弁当を作ってしまうなんて、頭が下がる思いだわ。
【となりのトトロ】さつきちゃんの弁当を作ろう☆【ジブリ飯】
さぁ〜!それではいよいよ「となりのトトロ」に出てくる「さつきちゃんの弁当」を作っていきましょ〜☆レッツ再現よっ!
まずは弁当箱に白米を敷き詰めるわよ!昭和28年という設定を考えると、麦入り飯の可能性もあるけど、作中の「さつきちゃんの弁当」は立派な銀シャリ。まぁ隣のお婆ちゃんが農家で田植えを行っているシーンもあるので、当時の農村部では銀シャリも比較的手に入りやすかったのだろう。
ただ、当時は炊飯器なんか勿論ないので、さつきちゃんは台所にあるかまどで炊いてるわね。おかずは作り置きができるとはいえ、朝からかまどに火を焚べ米を炊くなんて考えたら、テクノロジーに頼り切った現代社会を生きる怠け者の筆者には気の遠くなる作業だわ・・・しかも、筆者は炊飯器で米を炊く事すら面倒くさく、今回使用しているのはパックごはんだからね・・・
昔の米炊きの大変さを思い浮かべながら、焼いたししゃもを米の上にドーーーーーーンよっ!サイズが大きすぎてししゃもがはみ出たのはご愛嬌。
このししゃもも筆者は魚焼きグリルで簡単に焼いたけども、作中ではメイちゃんが七輪を使って焼いている描写があったわね。メイちゃん4歳よ!?お母さんが入院しているとはいえ、ちゃんとお手伝いもして立派よね〜。筆者が4歳の時なんて、お手伝いなんて概念なかったわよ、多分。
はいっ!!!そして後は桜でんぶとフジッコのおまめさんを乗っけて、で☆き☆あ☆が☆り☆っ!!!
おおお〜〜〜〜〜っ!!!何かそれっぽいの出来たじゃないのっ!!!
っていっても、今回筆者がやった料理らしい工程って精々”魚を焼く”位なんだけど・・・
派手さはないけど、素朴な見た目がthe昭和レトロ飯♡
で、お味は勿論バッチグーよ☆素朴な美味しさで飯が進むわ。
飽食の時代を生きる現代人にとっては、野菜や肉がないのがちょっぴり物足りない気がするけど、時代的に白米が食べられ魚や豆を摂取できるんだから贅沢なものよね。
今回筆者はスーパーで簡単に手に入る食材を使い15分ほどの作業で完成できたけど、当時は米を炊いたり魚を焼くにもひと仕事だったのよね。おいしい物が簡単に手に入る社会を作り上げた、数々の先人たちよありがとう!そのおかげで、今わたしたちが便利な世の中を過ごせることを忘れてはいけないわね。
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