岡本太郎は昭和に大活躍した芸術家。
美術に明るくない人でも岡本太郎は知っているわよね、日本での人気・知名度ともにトップクラスの芸術家なんじゃないかしら?
そんな太郎が昭和29年(1954)から亡くなる平成8年(1996)まで、42年も過ごした東京の南青山にある住居兼アトリエだった場所が現在は「岡本太郎記念館」として見学できるようになっているわ。
色彩豊かでエネルギーに溢れた作品達は写真撮影がOKということもあり、アート好きな人だけではなくインスタ映えを狙う近頃のナウなヤングにも大満足の施設だと思うわ。
(でも鑑賞マナーは守りましょうね!)
岡本一族ゆかりの場所
青山の骨董通りを少し脇道に入ると現れし建物、それが「岡本太郎記念館」
因みに「骨董通り」って名前、「開運!なんでも鑑定団」でお馴染み中島誠之助が付けたという説もあるみたい。
もともと太平洋戦争後に骨董店が集まり出していたんだけど、中島先生も昭和51年(1976)に伊万里焼のお店「からくさ」をオープン。
PRの為に’80年代頃から近隣一体を「骨董通り」と呼んだのだそうな。
話が少し横道にそれてしまいましたが、もともとこの土地は太郎の父である岡本一平から譲り受けたもの、母・かの子含め岡本一族が生活した場所でもあるのだそう。(旧住宅は東京大空襲で消失)
太郎の情熱を感じる館内
入口を入ると目の前には在りし日の太郎がお出迎え。
入場料は大人¥650とかなり良心的。
展示スペースはそんなに広くないけど、所狭しと太郎作品が鎮座し、今でも太郎の情熱とエネルギーが感じられるわ。
因みに土足厳禁!入口でスリッパにはきかえましょう。
まずは1階のリビングエリアから。
ミニ「こどもの樹」の横に現る太郎蝋人形に一瞬ビックリ!
手の椅子に飾られ微笑む太郎、手前には太陽の塔。
リビングエリアの隣には太郎のアトリエが出現。
太郎が使っていた机に工具や絵筆。
今にも太郎があらわれて、作品を作り出しそうな雰囲気に感動すら覚えるわ。
クレーンに吊るされた太陽の塔の顔。
いや〜もう爆発してますよね、芸術が。
続いては2階に参りましょう。
2階は企画展スペースになっており、筆者が行った時は「暮らしのなかの芸術展」がやっていたわ。
絵画や彫刻だけじゃない太郎が手掛けたプロダクト作品を一挙公開中。
この企画展は2021年3月17日(水)〜2021年7月11日(日)までやっているので、ご興味ある方は是非行ってみて。
ちりばめられた「座ることを拒否する椅子」たち。
太郎流鯉のぼり。
昭和29年(1954)に制作された「犬の植木鉢」。
ちょうどこのこの家に住みだした年に制作されているものね。
近鉄バッファローズの猛牛マークは太郎デザイン!かっこいいのよね、これ。
野球選手である千葉茂さんと交友があった太郎、後に千葉さんが監督になった際にシンボルマークの制作を依頼され、昭和34年(1959)にこの猛牛マークが誕生。
2階窓からは庭を覗く「太陽の塔」が見られる。
館内だけじゃない!庭も映える!
草木と調和する芸術作品たち。
あぁ〜これは映えるね、映えますよ、インスタ映え間違いないわよ。
ただ筆者の写真の腕があまり良くないがゆえ、映えスポットしての存在感が伝わらないかも・・・
併設のcafe「ア・ピース・オブ・ケーク」がおしゃれ!
記念館には「ア・ピース・オブ・ケーク」というcafeが併設しているわ。
太郎の奥様とcafeのオーナーさんがお知り合いとの縁でここにお店を出したとか。
庭からお店の入口を撮影。
オシャレ感ダダ漏れのステキなお店。
記念館に入場しなくてもお店は利用可能よ!
パンケーキセットを注文。(¥1600)
オシャレなだけじゃなくお味も美味しい!
コーヒーの隣に映る赤い粉末、これ自家製のスパイスなんですって!
クリームをたっぷりのっけたパンケーキにこのスパイスをかけて食べるのが、最高に美味!
店内の窓からはお庭の太郎作品も鑑賞、優雅な気分でコーヒータイムが過ごせます。
因みにここから少し歩くと青山通りに出られるの、渋谷駅方面に進むと太郎の作品「こどもの樹」が見られるわ。
以前あった施設「こどもの城」は閉館してしまったけど、この「こどもの樹」は現存。
青山通りのシンボル的な像なだけにこのまま現存させてほしいものね。
場所と詳細
東京都港区南青山6−1−19
東京メトロ表参道駅から徒歩約7分
JR・東京メトロ・都営地下鉄・東急各線渋谷駅から徒歩約20分
火曜定休日
[ア・ピース・オブ・ケーク]
火曜・水曜定休日
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