最近めっきり寒くなってきたわよね・・・
寒くなってくると俄然食べたくなるもの・・・そう、それはおでん。
かなり拙いイラストで申し訳ないんだけど、”おでんのイラスト”っていうと、上記のような串に刺さったヤツがアイコンとして使われるわよね。
おそらく昭和37年(1962)に連載を開始した、赤塚不二夫先生の「おそ松くん」に出てくるチビ太の影響で、この形がアイコンとして使われるようになったと思うんだけど・・・でもさぁ、よくよく考えたら、家でこんなおでん作る?作んないでしょ?
家で作るどころか、筆者は店でもこんなおでん見たことないのに、「おでんのイラストを描け」と言われたら、迷わず串に刺さった◁◯□ーの形をした、おでんのイラストを描くわよ。
それだけ「チビ太のおでん」は子供の頃からアイコンとしてインプットされていて、食べてみたいという憧れはあるのよね〜♡
とういうことで、今回は寒くなってきたことだし、昭和が生んだ偉大な漫画家・赤塚先生に敬意を表して、憧れの◁◯□ーの形した「チビ太のおでん」を作ってみることにしたわ。
ついでに、”ナゼ串刺しなのか?””具材はなにか?”もちょっとだけ調べてみたわよ☆
【チビ太のおでん】串刺しの理由。
おそ松くん オリジナル版 DVDコレクション 二(第9話~第16話) [レンタル落ち]
(⬆憧れのおでんを持つ少年・チビ太)
冒頭でも書いたように、筆者にはおでんを串刺しにする習慣もなければ、お店で串刺しおでんを食べたこともない。そもそも◁◯□ーのおでんを食べている人をチビ太しか知らない。(だからこそ◁◯□ーのおでんに憧れが募るのだけど。)
※牛すじやウインナーなどの肉系が串に刺さっているのは食べたことあります。
◁◯□ーはチビ太しか食べていないんじゃないか?な〜んて思っていたら、串刺しおでんに関する記述を、練り物最大手の紀文のHPで発見したわ。
昭和初期から昭和20年代後半までは、おでんは、屋台・おでん専門店・駄菓子屋などで食すもので、家庭内ではあまり食べられていなかったようです。
1955年(昭和30年)にカメラマンの土門拳氏が撮影した写真にある通り、まさにこの頃のおでんのイメージとして描かれたのが「チビ太のおでん」なのです(図6)。
引用:紀文HP
昭和の時代には屋台や駄菓子屋などでおでんを販売していて、そのおでんには食べやすいように串に刺さっていたみたい。赤塚先生が子供の頃は、串刺しのおでんも一般的だったようね。
さらに遡ると、江戸時代の屋台文化なども出てきてとっても興味深い。紀文さんは本気でおでんについて研究しているので面白かったわ!この公式HPオススメ!
あと、赤塚先生とは世代が異なるけど、「ちびまるこちゃん」でお馴染みのさくらももこ先生が子供の頃に、おでんを駄菓子屋で食べていたと著書に記していた記憶があるわ。
さくら先生の子供時代である昭和40〜50年代の静岡では、駄菓子屋でおでんが売っているのが一般的だったようね。(※ちびまるこちゃんの舞台は昭和49〜50年にかけて)
そしてさくら先生の故郷、静岡県の「静岡おでん」には串に刺さっているものもあるみたいね。
【チビ太のおでん】具材は何?
串刺しおでんの理由がわかると、今度は「チビ太のおでん」の具材が何か気になるところよね?筆者的には、上から「コンニャク・大根・ちくわ」辺りじゃないかとふんでるんだけど、実際の具材が何か調べてみたわ。
Q チビ太がいつも持っているおでんの具を教えてください。
A 赤塚センセイによると、上から「コンニャク、ガンモ、ナルト」で、だしは関西風とのこと。けれどもよく見ると、タコの足や玉子のようなものもあり、いくつかのバージョンがあるようです。
引用:赤塚不二夫公認サイト これでいいのだ!!
調べると言っても、あっさり解決(笑)フジオプロのHPのQ&Aにしっかり掲載されていたわ。筆者の予想はコンニャクしか合っていなかった・・・残念。
ナルトをおでんに入れるという概念がなかったんだけど、「静岡おでん」等地域によってはナルトが入る所もあるみたい。筆者は子供の頃、親の仕事の都合で数年静岡県に住んでいた事があるんだけど、東よりだったためか「静岡おでん」に馴染みがないのよね。地域によっておでん文化が異なるのも面白いわよネ。
【再現レシピ】チビ太のおでんを作ろう♬
さぁ、おでんの事が少しわかったところで、早速憧れの◁◯□ーの「チビ太のおでん」を作っていきましょ〜☆
材料はフジオプロの仰せの通り、「コンニャク・がんも・ナルト」を用意。
出汁は関西風とのことだったので、ココはひとつ「ヒガシマル うどんスープ 関西だし味」を頼ることにしましょう。
「ヒガシマル」のうどんスープは、うどんだけじゃなく何の料理にも使える万能感。しかも美味しい上にお値段もお手頃価格なのが嬉しいわよね〜。
だいたいこれを入れときゃあ何でも美味しくなるのよ。
串はコンビニで貰って貯まりに貯まっている割り箸を使用。使い道がなく、台所の引き出しに蓄積されていたものが、ついに日の目を見ることとなったわ。
後は具材を切って、やっと日の目を見ることとなった割り箸にぶっ刺せばオーケーよ。
お〜〜〜〜なんか串に刺しただけなのに「チビ太のおでん」っぽくっていい感じじゃない?
ついでに、フジオプロのHPにも書いてあった「タコ・たまご」バージョンも作ってみる事に。それに筆者の好きなちくわを合わせてみたわ。
さらについでに、筆者が◁◯□ーの具材だと思いこんでいた、「コンニャク・大根・ちくわ」バージョンも作ってみることに。
後は鍋に広がる「ヒガシマル うどんスープ」の中に、具材をぶちこんで煮えるのを待てば完成よ☆
いや〜ついに憧れの◁◯□ーの「チビ太のおでん」が食べられるなんて、ワクワクしちゃうわネ♡
【チビ太のおでん】完成した!!
はい、そして煮込んだものがこちら。
思った以上にナルトが膨張していてビビったわ・・・ナルトってこんなに膨張するのね・・・若干恐怖すら感じてしまい、本当はもう少し煮込みたかったんだけど、これ以上膨張するのが怖くて止めてしまったわよ・・・
はい、そしてこれが正統派の「チビ太のおでん」よ!!
やっぱりナルトが膨張しすぎよね・・・煮込む前の方が「チビ太のおでん」感があったわよ・・・
そしてこのまま食べようと思い串を持ち上げたところ、出汁をしみしみに吸い込んだがんもが、重力に逆らえず串から離脱・・・
なんだか憧れていた「チビ太のおでん」とだいぶ違うわね・・・チビ太は◁◯□ーの状態をキープしながら持ち運んでいたわよ・・・
そして「タコ・たまご・ちくわ」バージョンは、タコを上にすると出汁を染み込んだちくわが下からズレ落ちてきて、逆さにしないと食べることができない。
うん、この状態で食べるのは非常に難しいわ・・・
頭のいい人であればこんな事態を回避するため、重たいタコを一番下にもってくるのだろうが、見た目ばかり気にして、出汁を染み込んだちくわの如く頭が軽い筆者は、重力を考えすこんな失態を犯すことになったしまった・・・
「コンニャク・大根・ちくわ」バージョンに至っては、ちくわが真っ二つに断絶されるという事態に!!かろうじて串に刺さったままの「コンニャク・大根」だけで食べようと試みるも、重いから食べづらいし・・・
いや〜憧れの◁◯□ーの「チビ太のおでん」はなかなか難しいのね・・・
でも安心してちょうだい!!!味はバツグンに美味しいんだからっ!・・・まぁ、味が美味しいのは「ヒガシマル うどんスープ」のおかげなんだけどネ・・・
【チビ太のおでん】作ってみた結論
今回「チビ太のおでん」を作ってみて思ったこと、それは・・・
串を外したほうが食べやすい・・・
という事・・・
◁◯□ーのアイコンに憧れて、「チビ太のおでん」を作ってみたけど、圧倒的に串がないほうが食べやすかったわ。
具材を小さくして竹串に刺したり、静岡おでんのように「ナルト」なら「ナルト」単品で串に刺すのがいいみたいね。
◁◯□ーの「チビ太のおでん」を食べるという憧れは、憧れで終わってしまったけれど、皆様はどうか工夫して憧れの◁◯□ーの「チビ太のおでん」を作ってみてくださいネ!
なんだか、憧れだけで突っ走ってしまったら、身も蓋もない内容になってしまって申し訳ないわ。
コメント