みんな大好きマクドナルド、こどもからお年寄まで一度はお世話になった事があるんじゃないかしら?
筆者はハッピーセットに欲しいおもちゃが付くときや、月見バーガーやグラコロ、チキンタツタなどが発売される度にお世話になっているわ。
そんなマクドナルドが2021年7月20日で日本に上陸して50周年って言うんだからすごいじゃない。
日本の外食産業をリードするマクドナルは全国47都道府県に出店し、約2900店舗も展開しているんですって。
そんなマクドナルドに日頃の感謝と愛を込め、マクドナルドができた昭和の歴史を学び日本最古のマックに行ってみましょう!
\⬇モスバーガーの歴史と1号店へ行った様子はこちら⬇/
当時の日本はどんな感じ?
日本マクドナルドの歴史にせまる前に当時の日本がどんな感じだったか気になるところ。創業した昭和46年近辺の時代背景を振り返ってみましょう。
戦後日本は昭和30年(1955)に高度経済成長を迎えどんどんゆたかになってゆく時代、ファースフード誕生の背景と出来事をまとめてみたわ。
- 昭和33年(1958)8月に日清食品から日本初となるインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売。同年12月には日本初の電波塔「東京タワー」が開業。
- 昭和39年(1964)10月に東海道新幹線が開業し東京オリンピックが開幕。
- 昭和41年(1966)サンヨー食品から「サッポロ一番」・明星食品から「明星チャルメラ」が発売。同年6月29日には若者に絶大な人気を誇ったビートルズが来日。
- 昭和43年(1968)2月に大塚食品から世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」が発売。同年6月にはアメリカの統治下におかれていた小笠原諸島が返還。
手軽に食べられるインスタン食品が次々と開発された時代、オリンピックの開幕やビートルズの来日、また翌年昭和42年にはミニスカートブームの火付け役でもあるツイギーが来日しているわ。少しずつ海外が身近になってきた時代ね。
そんな中ついに昭和45年(1970)には日本万国博覧会(大阪万博)か開催されるわ。
70年代に入りマック開店以前のファーストフードの歴史としては以下2店が重要ね。
- 昭和45年(1970)2月 日本初のハンバーガーチェーン「ドムドムバーガー」が町田で開業。
- 同年3月に 大阪万博が開催され「ケンタッキーフライドチキン」が実験店舗として設置される。7月には「日本ケンタッキーフライドチキン」が設置され、11月には愛知県名古屋市郊外に1号店が出店。
ちなみに沖縄では昭和38年(1963)に「A&W」が開店しているけど、当時の沖縄はアメリカの占領下にあったわ。そのため日本初のハンバーガーチェーンとしては「ドムドムバーガー」になるわね。
余談だけど昭和47年(1972)に沖縄が返還されるまでパスポートが必要だったと思うと不思議な感じよね。まだ49年まえの出来事・・・
そして昭和46年にはマックが開業するほかに、4月に「ミスタードナツ」が大阪の箕面に開業、9月に日清食品から「カップヌードル」が発売しているわ。
昭和46年7月20日・マクドナルド開業
戦後日本が高度経済成長を経てどんどんゆたかになってきた時代、海外の文化もたくさん入ってきて昭和46年(1971)ついに日本マクドナルドは誕生したわ。
元々アメリカのマクドナルド創業者であるレイ・A・クロックは日本でのビジネス展開も視野に入れていて、多くの日本企業がライセンス契約に名乗りを上げていたの。
そんな中でフランチャイズ権を獲得したのが日本マクドナルドの創業者・藤田田。
今でこそ藤田田なんて言ったら尊敬する人物の名前に必ず上がるくらい日本屈指の有名起業家、でも当時は名乗りを上げた時期も遅く、資金力も少なかったため不利な状態だったみたい。
でもレイ・A・クロック的には藤田田の国際的な感覚やコミュニケーション能力、起業家精神を評価して、マクドナルドのビジネスを任せようと決めたみたいね。
ちなみにフランチャイズ権獲得にはダイエーの創業者・中内功やすかいらーくグループの創業者である横川家なんかも名乗りを上げていたわ。
こうして藤田田は昭和46年(1971)銀座三越の1階にマクドナルド1号店を開店させることに相成ったわ。
なんとこの三越1号店、39時間あまりで建てられた店舗なのよ。
なんでも当時の銀座店店長から「日曜日の閉店時刻(18時)から火曜日の開店時刻(10時)までに全ての作業を終わらせれば出店を許可する。」なーんて言われちゃっていたのよ。(※当時の三越は月曜日が休業日)
こんな無理難題もやるわよ、藤田田は。都内の空き地に出店予定スペースを再現して、作業員たちと何度もシュミレーションしてこの難題をクリアーしたんですって。
そもそもレイ・A・クロックはアメリカと同様に郊外型の店舗を作るよう要求していた。でも藤田的には「流行の発信基地である銀座で話題になれば、必ず商売は成功する。」と踏んで銀座出店にこだわったんですって。
マックが銀座に出店した前年昭和45年には銀座歩行者天国が日曜祝日に行われるようになっていたの。
マック1号店はテイクアウト専門店だったので、ホコ天にはハンバーガーを食べ歩く若者であふれたんですって。
ちなみに当時ハンバーガーは¥80・チーズバーガー¥100・ポテト¥70・ビックマック¥200、だったそう。
でもこの三越1号店は期間限定の店舗、昭和59年(1984)年には100メートル移動した晴海通り沿いに移転しているわ。
常設店の1号店である「晴海通り店」も再開発の為2007年の5月31日に閉店してしまったの・・・
でもまだ東京には2号店が存在しているのよ!
ということでマクドナルドの歴史を学んだあとは日本最古である2号店に行ってみましょー!
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日本最古!マック2号店に行ってきた!
日本最古のマクドナルドは渋谷区代々木に存在するわ。
かなり余談になって申し訳ないんだけど、代々木駅すぐ近くにあった通称「エンジェルビル」が2020年1月に解体されたのが悲しくって仕方がないのよ。
「エンジェルビル」は昭和49年(1947)から放送されていた「傷だらけの天使」のロケ地として有名だったところ。
エンジェルビルの屋上にあるペントハウスに暮らす主人公の修ちゃん、めっちゃ憧れたわ。ショーケンカッコよすぎるし!
余談が入ってしまったけどこちらが日本最古のマック。
「マクドナルド 代々木店」よ。
1号店がオープンした4日後の昭和46年(1971)7月24日にオープン。
出店ペースが早い!「傷だらけの天使」が撮影されていたときには既にあったと思うと感慨深いわね。
「アイスコーヒー」と「ホットアップルパイ」を食べる。
日本最古のマクドナルドで昭和に思いを馳せながらいただくと何だかありがたい気分になるわね!
ちなみに現在50周年を記念してアメリカ創世記のマクドナルドのキャラクター「スピーディー」をあしらったパッケージで提供してくれるわよ!
8月下旬までの期間限定だからお早めに!
マクドナルド代々木店
最寄り駅:JR・都営大江戸線 代々木駅から徒歩2分
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