今年2022年は日本の鉄道にとって記念すべき重要な年。
2022年10月14日に鉄道開業150年を迎えたのは勿論のこと、東北新幹線(大宮〜盛岡間)と上越新幹線(大宮〜新潟間)が40周年を迎えるという、とんでもなく素晴らしい年なわけですよ。
その他にも山形新幹線(福島〜山形)が30周年、秋田新幹線(盛岡〜秋田)と北陸新幹線(高崎〜長野)が25周年、東北新幹線が八戸まで延伸して20周年・・・とにかく東北・上越・信越好きの筆者にとってたまらない年なのよね。気軽に旅に出れるというのは新幹線のおかげなんですもの、国鉄ならびにJRさんには感謝してもしきれないわよ。
と、いうことで、今回は新幹線の発展に感謝しながら埼玉県の大宮駅にやってきたわよ。
筆者が物心つく頃には、どの新幹線も東京駅へ行けば乗れるという認識だったんだけど、先程も書いたように、東北・上越新幹線が開業した昭和57年(1982)当時は、ひとまず大宮駅が始発の駅だったのよ。
東北本線と高崎線の分岐駅だったり、京浜東北線の始発の駅でもある大宮は、昔から近隣に機関区や操車場があり鉄道の拠点として栄えていたわ。今でも大宮総合車両センターがあったり鉄道博物館があることから、鉄道の街としても知られているの。そのため大宮駅が開業した明治18年(1885)から、国鉄の企業城下町として発展してきたみたい。
そしてそんな大宮に集う鉄道員たちは、よくナポリタンを食べていたんだそう。そんなことから、いまやナポリタンは大宮のご当地グルメになっているわ。
今回はそんな「大宮ナポリタン」発祥のお店、「伯爵邸」に行ってきた様子をお伝えするわ☆
「伯爵邸」は大宮ナポリタンの発祥の店というだけじゃなく、最高にイカした昭和レトロな喫茶店なんだから!
★大宮ナポリタンとは?★
かつて、「鉄道のまち大宮」として栄え、その周辺で働いていた鉄道員や工場マンがよく食べていたといわれるナポリタン。そんなナポリタンを、ご当地グルメとして復活させたのが「大宮ナポリタン」です!簡単にできるけれど奥が深い。「大宮ナポリタン」の条件は、旧大宮市内に店舗があり、具材に埼玉県産野菜を1種類以上使うこと。氷川神社の鳥居の朱色、大宮アルディージャのオレンジにもちなんだ新名物を目指しています。大宮駅周辺の飲食店32店舗(2016年4月現在)でご賞味いただけます。
引用:大宮ナポリタン公式HP
【大宮】元祖・大宮ナポリタン「伯爵邸」【昭和レトロ喫茶店】
大宮駅の東口から徒歩3分。昭和感が漂うレトロな喫茶店が見えたら、そこが今回の目的地である元祖・大宮ナポリタンの店「伯爵邸」よ。
今ではすっかりご当地グルメとしておなじみの大宮ナポリタンだけど、ここ「伯爵邸」が発祥のお店なの。「伯爵邸」のオーナーが大宮ナポリタンの発起人となり、多くのお店に広まっていったみたいね。
まぁ、多くの大手メディアが取材していたり、有名なブロガーさんやインフルエンサーさんが紹介しているうえ、googleの口コミも2022年11月の時点で1500件を超えているので、今更筆者のような底辺ブロガーが紹介するまでもないわね・・・
「伯爵邸」は昭和50年(1975)に開業して以来、24時間365日営業を続ける喫茶店。大宮で初めて24時間営業をしたのも「伯爵邸」だったんですって。
さすが鉄道の街として栄えた歴史があるだけあって、当直明けの鉄道職員さんたちにも優しいお店じゃない?
入口の前には食欲が刺激される、レトロで美味しそうな食品サンプルが並ぶ。
「伯爵邸」にはナポリタンだけじゃなく、多種多様なメニューが豊富なのも嬉しいところ♡
オーナーが沖縄出身ということもあり、ゴーヤチャンプルーや沖縄そばなんかもあったり、アジア料理やヨーロッパ料理まであるという充実っぷりなんだから。
【大宮】元祖・大宮ナポリタン「伯爵邸」の店内【昭和レトロ喫茶店】
「伯爵邸」の店内は雑多な感じが、最高にレトロ。(褒めてます)ダルマが飾られたり西洋や東南アジアっぽい置物が飾られ、多国籍な雰囲気が妙に落ち着くのよネ。
ちなみに店内は全席禁煙よ。
全体的に漂う昭和レトロ感がたまらないわ♡
謎の猿の置物があるかと思いきや・・・
西洋っぽい置物の隣には高麗人参酒が飾られ、どこかお婆ちゃんちの応接間を思わせる多国籍感!!
天井のライトもレトロ!!
【大宮】元祖・大宮ナポリタン「伯爵邸」のメニュー【昭和レトロ喫茶店】
先程も書いたように「伯爵邸」のメニューは多種多様。ただ、今回筆者が伺ったのが朝9時台ということもあり、モーニングメニューだったわ。
でもモーニングメニューにもしっかりアルコール類が載っているあたり、全ての夜働く人々に優しいお店じゃないの!!筆者も以前は夜勤がある仕事をしていたため、朝から気兼ねなく飲める店のありがたみが痛いほどわかるのよね〜。
壁の至る所に貼ってある「大宮ナポリタン」のメニュー表。流石元祖の店なだけあるわネ。
【大宮】ボリューム満点!「伯爵邸」の元祖・大宮ナポリタン【昭和レトロ喫茶店】
はい、そしてこちらが「伯爵邸」の元祖・大宮ナポリタン。とにかくナポリタンの量がすごいのなんのって!!軽く2人前はあるんじゃないかと思うほど・・・
しかしこのボリュームでなんとお値段¥1000よ。しかもサラダとスープドリンクが付いてくるからね。何なんだこの太っ腹っぷりは!
そして「伯爵邸」の大宮ナポリタンは何でもありのチャンプルスタイル。
具材にはイカや豚、ニラなんかがたっぷり入っているわ。そして本来なら上にはカイワレが添えられているはずなんだけど、この時は入ってなかったわ(笑)
まぁいいのよ、チャンプルスタイルなんだから、ない時は仕方がないわよ。
そしてお味は勿論バッチグーよ♡
レトロでで優しい味のケチャップが、麺やもりもりの具材にもよく絡みとっても美味しいわ。沢山の具材が入っているため、具材同士が喧嘩しちゃうんじゃないか心配になるけど、そんな事は心配ご無用!バランスが取れていて具材同士がいい感じに調和されているわ。
けっこうお腹いっぱいになっても、まだ一人前以上あるというボリュームさ!!でも様々な具材が入っているため、不思議と飽きずに食べ進められちゃうのよネ。
ちょっと味変したいときにはコイツがオススメよ☆
「伯爵邸」の大宮ナポリタンをたのむと、タバスコと粉チーズと一緒に謎の調味料が運ばれてくるんだけど、実はコレ、泡盛に島唐辛子を漬け込んだ沖縄の調味料コーレーグースなのよ。
お酒が飲めない人は止めたほうがいいけど、ナポリタンがちょっとさっぱりして意外とあうのよネ。
泡盛の匂いも良きよ!
そしてこんなボリュームでもペロリと完食!
ごちそうさまでした!
【大宮】鉄道の街で食べる!「伯爵邸」の元祖・大宮ナポリタン
今回は大宮のご当地グルメ「大宮ナポリタン」の元祖のお店「伯爵邸」に行ってきた様子をお伝えしたわ。
鉄道の街として栄えてた大宮で鉄道員がよく食べたというナポリタン。そんなナポリタンをご当地グルメにまで押し上げた「伯爵邸」は、さすが王者の貫禄を感じさせるわネ。
ぜひ皆様も大宮へお越しの際には「伯爵邸」に足を運んでみて下さいね!そして、大宮には沢山の大宮ナポリタンが食べられるお店があるから、色々食べ歩いてみてネ!
【大宮】元祖・大宮ナポリタン「伯爵邸」場所・詳細【昭和レトロ喫茶店】
〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町1丁目46
大宮駅東口から徒歩3分
営業日:年中無休・24時間営業(状況により変更となる場合もあり。)
全席禁煙
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