
皆さん、神社は好きでしょうか?
筆者はどこかに出かけた際は挨拶がてらに、その地域の神社をお参りするのが習慣になっているぐらいには神社が好き。(別にスピってるわけではない)
そんな筆者が今回やってきたのが、関東最東端を走る銚子電鉄の終点・外川駅。実はこの外川には、以前から行ってみたい神社があったののよネ。
その神社の名は「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」。(離島や山頂以外で)日本で最も早く初日の出が拝めるスポット(なのではないか?)と言われており、奇抜?なヴィジュアルからちょっとした珍スポットとしてもメディアにもちょいちょい取り上げられているわ。
ちょっとこのサイトの趣旨である“昭和レトロ”とはズレてしまうのだけど、折角外川にきたのですから、今回はちょっぴり珍スポットな神社「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」に行ってきた様子をお伝えするわネ。
【珍スポット?】「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」とは?【パワースポット?】

そもそも「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」がなぜ珍スポットとして、度々メディアに取り上げられているのかというと、それは奇抜な鳥居が奉納されているから。(まぁそれだけではないんだけど)
上の写真は外川駅に貼られたポスターなんだけど、ここにも描かれているように「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」には、タイやサンマ、イワシと言った魚介類の鳥居が奉納されているのだ!もぅこれは注目するなって言うほうがおかしい話よ。
ただ、そんな奇抜な鳥居があるにも関わらず、由緒は以下の通りかな〜りしっかりしているわ。
■御由緒沿革
今から約350年前の江戸時代の始めに、外川の街や港を開発した崎山治郎右衛門と一緒に紀州から銚子へ来た長九郎という漁師が、魚が大漁に獲れる銚子の海に出会い、ほれ込みました。長九郎は、「自分の子孫をこの素晴らしい地に住まわせよう、そして、この大漁がこの先もずっと続いて欲しい」と、子孫繁栄や大漁満足などを願って、京都の伏見稲荷大社を勧請(かんじょう)し、お稲荷さんを建てました。崎山治郎右衛門により築港された外川港の堤防の石材はこの台地の麓より伐り出された為、当稲荷神は外川および銚子全体の守護として祀られたと伝えられています。地元の人たちは、このお稲荷さんを「長九郎稲荷」と呼んでいましたが、いつしかそれが訛(なま)って、現在は親しみのある「ちょぼくり稲荷」と呼ばれ、五穀豊穣・大漁満足・海上安全・産業興隆・商売繁盛・家内安全・学業成就・子授けなどにご利益があると信仰を集めています。
ちょっとした珍スポット扱いされつつも、しっかりした由緒があり地元で愛されている神社ってのがアツいわよネ!
ほら、珍スポット系ってガチヤバ系の場所もあるからさぁ・・・・(いろんな意味で)。そう考えるとしっかり由緒があるって、凄いぜ!「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」!
【珍スポット?】「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」へと向かう【パワースポット?】

「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」の由緒がわかったところで、さっそく現地へ向かいましょ!
google様のマップによると、最寄りの外川駅からも徒歩7〜8分とかなりアクセスも良好!神社を参拝するにあたって、アクセスがいいというのも大事な条件よネ☆

外川の町を散策しながら「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」を目指しましょ。
そうそう!この外川の町並みは、百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群の一つとして日本遺産(北総四都市江戸紀行)に認定されているのだ!
wikipedia先生によると、江戸時代初期に崎山次郎左衛門さんという方により、外川漁港と同時に開かれた外川の町は、緩い斜面に碁盤の目状に整った区割りがされている町並みが特徴なのだとか。

そんな日本遺産(北総四都市江戸紀行)に認定された町を、google様のマップに誘われながら歩いてゆく・・・・

歩いてゆくと、なんかすっごいアバンギャルドな草むらに誘われたんですが・・・・

道なのかなんなのかよくわからない道を、不安になりながらも進んでゆく。
え?これであってるよね?

うおぃおおぅーーーーーーーーーーーー!!な〜んてちょっぴり不安になりつつ歩いていると、鳥居を発見!
かなりシンプルかつスタイリッシュなヴィジュアル。早速そんな鳥居をくぐり、参拝とゆきましょ!
【珍スポット?】アバンギャルド!「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」【パワースポット?】

シンプルかつスタイリッシュな鳥居をくぐり抜けると、なんだかアバンギャルドな物体が見えてくる・・・・
いや、なんかそれにしてもかなり景色が素晴らしいゾっ!

うひょっ〜凄い!凄い鳥居とお社が登場!
タイにサンマにイワシと美味しい魚三連単じゃあないの!
そういえば、サンマやイワシは銚子でよく水揚げされるし、金目鯛なんかも有名だからこのラインナップなのかしらねぇ。

そもそも何故こんなアバンギャルドな鳥居が奉納されているのかというと、2011年の東日本大震災がキッカケだったりする。
もともと普通の神社(?)だった「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」は、地震の影響で倒壊してしまったの。倒壊した神社を修復する際に、町おこしも兼ねてサンマとイワシの鳥居を建設したのだそう。
これが話題になり町おこしも大当たり!はじめはサンマとイワシだけだったのが、後年にタイの鳥居も加わりアバンギャルドさに拍車がかかったってわけ。

鳥居の全長は約6メートルもあるみたい。

鳥居の足元に描かれているのはナマズか?

お社には『心の大当たり』の文字とバスケットゴールが・・・・
コンセプトは一体なんなんだろう(笑)このちょっとしたカオス感がたまらない。

まぁ、カオスさもありつつ、五穀豊穣・大漁満足・海上安全・産業興隆・商売繁盛・家内安全・学業成就・子授けなどにご利益があるっていうのが凄いわよネ。
筆者もとりあえず商売繁盛について祈願する。どうか、どうか、繁盛してお金がザクザクふりこまれますよーにっ!!

な〜んてことを祈願しつつ、もう一つの鳥居も発見!
こちらは魚介類の鳥居と少し離れた場所に建つ「黄金の鳥居」。

おそらくかつては黄金の塗装がなされていたであろうが、いまはすっかり剥げてしまっている・・・・
まぁ海風が強いため塗装が剥げるのは致し方ないかもだし。

そして見逃せないのが「黄金の鳥居」から見渡すこの絶景!町が一望できてなんて清々しいのっ!!
美しい風景はこころ洗われ、ちっぽけなことなんてどうでもよくなっちゃうわよネ!

そして黄金の鳥居から魚介類の鳥居を眺める。
珍スポットとしてのアバンギャルドさもありつつ、こんなすてきな絶景も拝めちゃうなんて凄いぜ!「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」!
【珍スポット?】「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」にゆこう!【パワースポット?】

はい、今回は銚子市外川にある「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」へ行ってきた様子をお伝えしたわ。
魚介の鳥居などアバンギャルドな見た目が珍スポット化されているものの、しっかりとした由緒があったり、絶景が拝めちゃったりと凄いポイントがたくさん♡
いろんな意味で凄い「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」、是非みなさまも参拝してみてはいかがでしょーか?
【銚子市外川】「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」の場所
〒288-0013 千葉県銚子市長崎町10744
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