大阪にある老舗の喫茶店「マヅラ」
関西圏のメジャーレトロスポットなだけあり、関西在住の「レトロ喫茶好き」さんたちにはかなりお馴染みのスポットなのじゃないかしら?
東京在住の筆者は中々行く機会がなかったのだけれども、大阪旅行に行った時に訪問してきたのでその様子をレポートします!
(なにぶんコロナ前の情報のためちょっと古いかも・・・)
マヅラ:インスタ・Facebook
戦後の歴史とともに歩む喫茶店。
「マヅラ」の開業は戦後すぐの昭和22年(1947)!
戦後の闇市に15坪と小さなスペースで開業したのが始まりだとか。
その後大阪駅前の再開発により昭和45年(1970)には「大阪駅前ビル」が誕生、「マヅラ」も「大阪駅前第1ビル」の中にお店を構え今に至ります。
因みに大阪駅前ビルは第1〜第4まで存在しているわ。
- 第1ビル 昭和45年(1970)完成(大阪万博が開幕した年)
- 第2ビル 昭和51年(1976)完成(ロッキード事件が明るみになった年)
- 第3ビル 昭和54年(1979)完成(第二次石油ショックがあった年)
- 第4ビル 昭和56年(1981)完成(ガリガリ君が発売された年)
いずれも昭和時代に建設されたビンテージビル。
昭和レトロな店内!
中に入ってみると丸いライトや鏡張りの壁がとっても目を惹く。
椅子やパーテションなんかがレトロモダンな雰囲気を醸し出し、昭和レトロな空間に誘われるわ。
マヅラの店内コンセプトは「宇宙船」らしいの。
確かに鏡に反射して一層キラキラしたライトなんかは宇宙に輝く星のようだし、円形に置かれたソファーはまるで宇宙船の内部みたい。
マヅラが「大阪駅前第1ビル」に移転した前年の昭和44年は「アポロ11号」が月面に着陸した年、そんなブームもあったのかしら。
宇宙が少し身近に感じ、憧れを抱きやすくなった気はするわね。
昭和レトロな落ち着いた空間でとっても居心地が良い店内。
置いてある家具などは当時から現役っぽく、いぶし銀の風格がただよっているわ。
筆者が行った当時(2018年末)は店内全面喫煙OK。
2020年に受動喫煙対策がされた現在も煙草は吸える模様、ただ禁煙席と喫煙席は別れているようね。
このご時世煙草が吸える喫茶店自体が「昭和遺産」のようになってきているわね。
いざ注文!
さすが老舗喫茶店、お安い!コーヒー1杯¥250よ!
一番高い「ウィンナーコーヒー」「アイスクリームコーヒー」「ホットオレンジ」ですら¥350!
とっても良心的ね、お値段も昭和レトロ価格?
こんなにお安いコーヒーなのに自家製焙煎をしているコーヒーなんですって!
ただ現在はコーヒー1杯が¥300に変更されている模様、その他のメニューも¥30〜¥50程度値上げしているのだとか。
まぁそれでも十分お安いですけどね・・・
ちなみに昭和45年当時、一般的な物価としてコーヒー1杯¥120〜¥130位だったそう。
(あくまでも一般的な物価の為マヅラがこのお値段で出していたかは不明)
こんな素敵な空間で飲食できるんですもの、筆者は当時のドリンクの最高金額であるウインナーコーヒーとミックスサンド(¥500)をいただいたわ。
食べ物最高金額であるサンデー・パフェ系(¥550)もいきたかったけど流石に胃袋的に無理そうなのでやめておいたわ。
場所
近隣にJRの大阪駅・北新地駅
大阪メトロの梅田駅・西梅田駅・東梅田駅
阪神の大阪梅田駅
阪急の大阪梅田駅
様々な駅からアクセス可能な好立地!どこからでもでも2〜6分、10分もあればアクセス可能!
これはもう昭和レトロに浸るために行くしかないでしょう!
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