グランシャトーがあるおかげで、「ええとこだっせ〜」と胸を張って宣言できる大阪の歓楽街京橋駅。
今回筆者がはるばる東京から、何故ここ大阪の京橋までやってきたかというと、勿論グランシャトーもええんだけど、京橋にある昭和レトロなホテル・「ホテル富貴」に泊まるためよ。
「なんだよ、ホテルに泊まるだけかよ。」な〜んて思わないで!今回泊まる「ホテル富貴」はめちゃくちゃ昭和の香りが漂う場所なんだけど、普通の宿泊施設じゃないの・・・そう実は今回泊まる「ホテル富貴」、愛欲交わる大人の遊技場・・・所謂ラブホテルっーやつなのよね。
そんな本来は大人たちが愛を語らう場所に、昭和レトロを求め、昭和独身ぼっち女が一人で泊まってきた様子をレポートするわ。
まさかこの歳になって一人でラブホテルに泊まるような人生になるなんて思いもしなかったわ。
外観からも醸し出すエロス!「ホテル富貴」のレトロな魅力
京橋駅から徒歩3分、少し怪しげな路地にひときわ妖艶な光を放つ建物が見えてくる。そう、それが「ホテル富貴」よ。
最近のラブホテルはお洒落で小綺麗な見た目の物が多いけど、ここ「ホテル富貴」はそんな事はお構いなし。昭和の愛欲が渦巻く大人の遊技場感が健在でドキドキしちゃう♡
筆者の勝手なイメージなんだけど、昭和のエロスって妖艶で濃厚な感じがするのよね。(たぶん日活ロマンポルノの影響。)
昭和52年(1977)に創業した「ホテル富貴」。40年以上の歴史があるだけあり、ネオン輝く看板のフォントからも昭和感が漂い最高にイカしてる。
ひとりでできるもん!いざ「ホテル富貴」にチェックイン!
一通りレトロで妖艶な外観を堪能したらいざチェックイン!一歩ホテルの中に入るとバシバシ感じる昭和感、カウンターの凝った作りや装飾がレトロでいなせ感じね。
実は筆者、お恥ずかしながらぼっち生活が長いため、こういう愛を語らうホテルに入ったのがかなり久しぶり。しかも一人でこんな所に来るのは初めてなので、かなり緊張しちゃったわ。
意を決しカウンターにいるマダムにこの日一人で予約をしていることを伝える。ドキドキしている筆者をよそ目にテキパキと受付の対応をしてくれるマダム。
まぁここ「ホテル富貴」は昭和マニアだけじゃなく、コスプレーヤーさんや外国人などにも人気の場所、ぼっち女が一人で来ようがマダムは意に介してないわ・・・
ちなみに空室があれば当日飛び込みでも利用できるけど、確実に泊まるためには事前に予約しておくのがオススメ!
予約方法としては、電話予約のみ!このインターネット社会でネット予約をしていない所にも昭和の心意気が感じられるわね。「ホテル富貴」の部屋はそれぞれコンセプトが異なり、違った魅力があるから、予約の際はホテル富貴のHPで希望の部屋を決めてから予約するといいわ。
「お一人様でも気軽にご利用くださいませ」の張り紙が筆者のような昭和ぼっち女には心強い。
「ホテル富貴」の101号室「ガラス」に泊まる。
無事にチェックインができたらこっちのもの、さぁいよいよ魅惑の「ホテル富貴」のお部屋を見ていきましょう♡
今回筆者が泊まったお部屋は101号室、その名も「ガラス」。
いざ、扉をオ〜プン!!
いや〜ん!何この妖艶さ♡真っ先に目に飛び込む赤い欄干と色とりどりの造花たち♡レトロなエロスが渋滞おこしてるじゃないの♡
こちらはベッドから居間をみた図。お部屋はかなり広く、ベッドスペースと合わせると14畳ぐらいはあるんじゃないかしら?(もっとあるかも)
一人で泊まるのにこんなに広い部屋ってめっちゃ贅沢〜!!・・・な〜んて思ったけど、ここ本来は一人で使う場所じゃなかったわね・・・昭和感にテンションが上がりすぎて、一瞬ここがラブホテルだっていう事実を忘れかけてたわ。
まぁ本来の目的である二人で愛を語らう場所としても充分な広さね。
101号室の魅力はなんといってもこの赤い欄干と大理石柄の花壇に入った色とりどりの造花♡
もしもわたしが日活ロマンポルノの監督になれたなら、この角度から撮影したい!!ベッドで愛を語らう二人の大事な部分を大理石柄の花壇がガッチリガードできるじゃない!?なんてどうでもいい妄想をしてみたり・・・
昭和ぼっち女のどうでもいい妄想はおいといて部屋の中を見ていきましょう。
こちらが欄干の中。本来は水とか流せる感じなのかしら?
妖艶に咲く色とりどりの造花からもエロスが感じられ何だかドキドキしちゃう♡なんか造花って昭和のエロスを醸し出すアイテムとして優秀な気がするのよね。
続いては居間スペースを見ていきましょう。居間だけでだいたい6畳ぐらいかしら?
そして居間でひときわ存在感を放つのが、昭和感ダダ漏れのレトロすぎるマッサージチェア!
実は今回筆者が101号室を選んだのは、このマッサージチェアが置いてあるからっていう理由もあるのよね。だっていまどき中々こんなレトロすぎるマッサージチェアなんてお目にかかれないわよ、かなり貴重な昭和遺産!
「フジ自動マッサージ機」のレトロなフォントが昭和の哀愁を醸し出し、感動の涙があふれちゃう・・・どうでもいいけど杉並区民の筆者は記載してある下井草の住所が気になって、思わずGoogleで調べちゃったわよ。関連するような建物は一切出てこなかったから、当時と区画が変わってるのかしら?
そしてどうでもいいついでに、すごく余談だけど、「フジマッサージ機」を製造しているフジ医療器は、昭和29年に(1954)に日本で初めて国産のマッサージチェアを開発した会社。そして国産1号機の「フジ自動マッサージ機」は機械遺産に認定されているのよ。
おそらく「ホテル富貴」のマッサージチェアは昭和40年(1965)頃に発売されたモデルだと推定。
妖艶でレトロな「ホテル富貴」のバスルーム♡
さぁ続いてはお風呂をみていきましょう。ベッドの脇にあるカーテンを開けるとそこは丸見えのお風呂が登場!
ベッドに横になりながらお風呂を覗けるなんて、さすが大人の遊技場ね。
それでは早速お風呂に入って行きましょう。存在感抜群な妖艶な色香ただようガラスのお風呂がエロスを醸し出す。この101号室の室名が「ガラス」なのはこのお風呂が由来なんだとか。
ただ名前になるぐらいお部屋の核となっているはずのこのお風呂、筆者が泊まった時はお風呂の蛇口が故障していて風呂釜にお湯が溜められず使えなかったのよね・・・残念だわ。(風呂釜には入れないけど、シャワーは使えるから安心して。)
101号室では堪能できなかったんだけど、「ホテル富貴」のお風呂はほぼ「ラドン泉」になっているみたい。
そして見てよ、このお風呂のタイル!!なによコレ反則級の可愛さ♡
そして反則級のかわいさのお風呂のタイルをトイレから眺める。
お風呂とトイレの間の壁には、天女の絵が施された丸窓がついているわ。用を足しているところを天女に見られながらお風呂を覗けるなんて!!なんてエロスであふれた環境なんでしょう!
いざ!「ホテル富貴」の館内探索へ!
一通り室内を堪能したあとは、いよいよ館内の探索にでかけましょ。
でも、ここ一応大人の愛欲が渦巻く遊技場なわけじゃない?ぼっち女がカメラ片手にウロウロして、これから一線交えるアベックにバッタリ出くわしたらお互い気まずいわよね・・・
そんな懸念もあったから、念の為フロントのマダムに写真を撮っていいか確認したわ。そしたら快く応じてくれた上に、写真を撮る動線まで案内してくれたの!!
ありがとうマダム!とマダムに感謝を告げ、早速エントランスにある豪華な螺旋階段を使い上の階へと参りましょう。
昭和レトロすぎる壁の模様やゴージャスなシャンデリアがホット&クール!サイコーにイカす♡
サイケデリックな壁の模様や欄干、シャンデリアの装飾がひとつひとつ細かく、丁寧な仕事ぶりに職人の心意気を感じるわ。
建物のこういった細かな部分を見ているだけで楽しい!楽しいけど、あんまりじっくり見すぎてるとアベックに出くわす可能性があるので、多少コソコソしながら楽しむ。
ゴージャスなシャンデリア、天井の細工も緻密で美しい。
飾れれた絵画やライトからも昭和レトロ感が溢れ出しいい感じ。
床に埋め込まれた妖艶でレトロな造花。もうここにあるひとつひとつが昭和レトロすぎて愛おしくなってくるわ。
「ホテル富貴」で迎えた朝、夜とは違った魅力
昭和レトロっぷりを満喫し、無事「ホテル富貴」で朝を迎えることができたわ。
少しドキドキ・うれしはずかし朝帰り気分で「ホテル富貴」をチェックアウトしちゃった。(ぼっちのくせに)
ちなみにチェックアウトは午前11時までOK、もちろん過ぎるようであれば延長料金発生よ!
夜と違って見えてくる朝の「ホテル富貴」も堪能。
窓の装飾や外壁のタイルの模様なんかは明るくならないと中々確認できないから、じっくり鑑賞しちゃった。細かい仕事に職人技が光っているわね。
「ホテル富貴」に泊まってみて。
実は当初、ぼっち歴が長い筆者でも「ひとりラブホテル」にはちょっと抵抗があったのよ。「ホテル富貴」には泊まりたいけど、一人で泊まるのは勇気がいるな〜なんて思っていたんだけど、いや〜実際泊まったらそんな不安はどこ吹く風、勇気を出して行動に移して本当に良かった。
妖艶な昭和レトロっぷりにやられっぱなしで、興奮と感動の連続の嵐だったわ。こんなにも昭和が漂うホテルって今は中々ないから、昭和遺産としていつまでも営業を続けてほしいわね。筆者の大阪での定宿は「ホテル富貴」に決まったわ♡
ぜひ、筆者と同じようなぼっちのみなさんも、はたまたアツアツのアベックのみなさんも、大阪に来た際は「ホテル富貴」に泊まってみてはいかがかしら?
昭和レトロで妖艶な世界に大興奮間違いなしなんだから♡
「ホテル富貴」場所・詳細
大阪府大阪市都島区東野田町3丁目7−11
JR・京阪線 京橋駅から徒歩約3分
コメント