近年ブルーボトルコーヒーの日本1号店ができたりと、ナウいオシャレスポットとして注目度が高い江東区は清澄白河。
そんな清澄白河だけど、まだまだ昭和の風情を残す名スポットも健在!今回はそんな清澄白河にある、昭和遺産「清洲寮」と「旧東京市営店舗向住宅」をご紹介するわ。
「清洲寮」と「旧東京市営店舗向住宅」は共に戦前の昭和初期に建てられた建築物。クラシカルかつモダンな姿を、思いっきり愛でてきたわよ。
【昭和8年築】現役の集合住宅「清洲寮」
まずは清澄白河駅のB1出口前にあり、今でも清澄白河のランドマーク的存在の「清洲寮」を愛でていきましょ!
昭和8年(1933)に建てられた「清洲寮」。”寮”とついてはいるものの、企業や学校の寮ではなく集合住宅として誰でも住むことができるわ。筆者もいつかは住んでみたい!
戦前のレトロモダンな意匠が建物にたっぷり詰まっていて、みているだけでうっとりしてしまう♡
建物の造りとしては、鉄筋コンクリート造4階建、総戸数66戸というなかなかの規模の集合住宅になっているわ。
1階は店舗や駐車場になっていているの。オシャレなカフェなんかも入り、現在のオシャレタウンな清澄白河の街ともマッチしているわネ。
「清洲寮」の号棟は『イ』『ロ』『ハ』『ニ』『ホ』で別れているわ。いまでは中々見ることのできないイロハ表示に、当時の空気を感じて愛おしくなってしまう。
こちらは「ホ号」の号棟表示と、レトロなライト。素敵♡
入口は昭和初期のモダン建築がそのまま残り、当時の面影を色濃く感じるわ。
床のタイルもモダンで素敵すぎる!
アクセント的に壁に飾られたタイルもお洒落♡
昭和度の高いこの空間では、積まれた土嚢すらアートな雰囲気に見えてくる不思議。
植栽が植えられた鉢も歴史を感じさせるわネ。
【清洲寮】中をちょっと見学させてもらう。
「清洲寮」の内部は一応立ち入り禁止や撮影禁止になっていないので、ちょっくら中にもお邪魔してみましょ。
ただ、立入禁止や撮影禁止じゃないからといって、住民の方の迷惑になるような見学の仕方は絶対にやめましょう!あくまでも節度を持って見学しましょうネ!!!
さぁ!ではいざ内部に潜入!!
無骨だけれどもどこか温かみを感じる、コンクリートの階段で上階へ行ってみましょ。当時の面影を存分に残しているため、まるで昭和初期にタイムスリップしてしまった気分になるわネ。
一歩一歩階段を上り進めると同時に、胸の高鳴りも最高潮になってゆく。
きやぁぁぁぁああぁぁぁぁぁああぁぁぁ〜〜〜っ♡何?この階表示!レトロすぎてクラクラしちゃう♡
2階の廊下からは、ちょっとしたベランダに出ることもできちゃう。
ここから見える景色は建築当時とだいぶ変わってしまっても、「清洲寮」の昭和感が健在なのは嬉しい限り。
お部屋の扉が木製というのもたまりませんなぁ〜♡
本物の昭和で溢れて、今自分がここにいられるのが幸せすぎる♡最上階まで行きたかったのだけど、チキンな筆者は、とりあえず2階までの見学となったわ。
【清洲寮】間取りと家賃
やはり「清澄寮」はとっても人気の物件のため、空きが出るとすぐに埋まってしまうと言われているわ。
が、入口には空室があるとおぼしき張り紙を発見!『昭和の面影が薫り静か』の文言にグッときちゃう。
間取図を見てみると、どうやら2Kでトイレはあるもののの、お風呂は付いてなさそう。
お家賃の表記がなかったので詳細は不明だけど、ネットを漁っていたらかなり昔の記事で6万円台?となっていたわ。まぁ〜でも今はもっと上がっていると予想。
お家賃次第だけど、是非住んでみたい!!!
【清洲寮】場所
〒135-0021 東京都江東区白河1丁目3−13
【昭和3年築】旧東京市営店舗向住宅
「清洲寮」を後にしやってきたのは、清澄通り沿いにずらりと並んだ「旧東京市営店舗向住宅」。
アールデコ様式のレトロでモダンな建物が目を引く、素晴らしき建築群よ。ちなみに建物の裏側には「清澄庭園」があり、立地的にも素晴らしすぎる。
「旧東京市営店舗向住宅」が出来たのは昭和3年(1928)。元々は関東大震災の復興事業で建てられた、店舗付き住宅になっているわ。
2階建てから3階建てで建てられており、1階は店舗として使われていたわ。現在では空き家もあるものの、新しいオシャレなカフェなども入りまだまだ現役。
長屋のように連なって建てられているものの、どの建物も個性がありひとつひとつじっくり見ていると、思わず時間を忘れてしまう。
街はどんどん近代化されていく中、「旧東京市営店舗向住宅」はまるで時が止まったかのような静寂を持ち、なんとも昭和の気分にさせてくれるわネ。
【旧東京市営店舗向住宅】場所
〒135-0024 東京都江東区清澄3丁目3−26
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